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平成24年6月

6月に台風が日本に上陸するのが8年ぶりだという事でした。
台風4号は、これからかな?なんて思っていたら駆けぬけてくれました。
最小限の被害に留まったのではとほっとしております。

統計として、6月に台風が上陸すると冷夏になる
ということなので夏野菜の高騰がとても心配です。

 人間今までやってきた事をそのままやっていた方が
楽に決まっています。しかし、環境の変化はそれを許してくれません。

大きくはお客さんのニーズは常に変化し、
アメリカ・中国などの輸出入も同じという事はあり得ません。

また、身近な所で、家族に目を向ければ自らの結婚、
子供の教育にかかる費用、介護にかかる時間と費用などなど、
周りの環境は常に変化をし続けています。

会社は、社会という世の中に漂っていると考えるといいのかもしれません。
漂っているという言葉を使うのが私は好きではないので
生かされていると言った方が良いのかもしれません。

生かされるためには会社を必要とする方々が誰であり、
何を必要としているかを考える事です。

「誰」と「何」は常に変化しているのです。

それも相当な早さで変化をしています。
この事を考えれば会社が変化をせずいると言う事は、
勝ち残りは絶対にあり得ないと考えます。
 
3年先の当社を考えると今の顧客、商品だけでは勝ち抜いてゆけないと考えます。
その為、新規顧客獲得、新商品・新産地開発をしてゆくことが必要です。
この2つをプロジェクトとして進めてゆくことに決め、組織変更をしました。

 もう一つたらない物があると私は考えています。それは新規事業です。
今の石橋青果がそして働く人と家族が幸福になるためには、新規事業が必要であると考えています。
当社はお金が潤沢にある訳ではありません。
しかし、今から準備しておき、名古屋市中央卸売市場が無くなったとしても
石橋青果という法人格が勝ち残るために次の準備をする事が必要であると考えています。

その為には皆さんの知恵と勇気が必要です。

変わる事はとても面倒だし辛い。

しかし、そこに留まっていても環境が変わり、
そこには何も無くなってしまいます。

力を貸してください。
一丸となってやってゆきましょう。

平成24年5月

平成24年5月
5月に入り突然春から夏になった感があります。
街を行きかう人は半袖姿がほとんどです。

しかし、キャベツ大根など露地野菜の作付の遅れは顕著に表れています。
また、関東産地の風評被害もとても厳しく学校給食を初めとして
産地指定をしてくる業界が多く、
担当者の方々においての苦労は並大抵でないと思います。
 
 また今月は一生に一度のみ見られたら幸せな金環日食もありました。
名古屋で見られた金環日食は7時半ごろ
その頃は丁度八百屋さんの仕入れの時間・・・
でも、やっぱり皆さんひと目でも見ようといった感じで欠けてゆく 
そして、満ちてゆく太陽を皆確認していました。

私自身もちょっとのつもりで見上げた瞬間、
曇っていた太陽が晴れそこから確かに金環が・・・
凄いと思いながらも金環日食用の眼鏡ではなく見てしまったため、
目をつぶると流れ星が目の中で右往左往していました。
 
 中国チンタオへ行ってきました。
中国の成長の速度が鈍ったとマスコミを通して聞きますが、
とてもそんな感じではありません。

2年前確かにビルの建築を見ないなと思ったのですが、
今年は相当の建設ラッシュだと感じました。
チンタオ中心部から車で20分程度の所に開発中のビルがあちらこちらに!
所得のあがた人々が相当増えているのだろうと・・・。

今回特に感じたのは街往く女性がとても綺麗になった事です。
それは、美白だとか化粧のせいなのでしょう。
中国の女性で化粧をするのは芸能人か夜のお姐さん・・というのが定番でした。

しかし、アンダー30ぐらいからかな?女性が垢ぬけた化粧をしているのです。
随分所得もあがってきて、食べるため仕事をするから楽しむために仕事をするに
変わってきていると実感しております。

綺麗な女性は食事をする所も選びます。
よって昔ながらの裏路地の定食屋の様な綺麗でない
飲食店はどんどんなくなっています。

1元の揚げパンもなければ5元のラーメンも街中から消えています。

 また今回、チンタオ湾に架かる世界一長い橋を渡りチンタオから安丘へ
                                 (安丘は産地です)
行って参りました。時速100km以上で走っているのに
中々向こう岸につかない。日本に帰って調べたら41.58kmあると知りびっくり、
良くこんな橋を作る事を考えたものです。
政府の権威を示すためなのか・・中国の仕事の速さと技術の高さをアピールしたいのか?
でも、面白い事に高速道路で2時間走り産地に入ると昔にタイムスリップしたと感じます。
そこは昭和30年代の日本があり、5年前の中国都市部の裏路地の風景が常であります。
高度成長の日本もこんな様子だったのかな?と感じています。
でも確実に農村部の収入も上がっています。
そして、経済の成長に中国国民が皆期待し、幸福感を感じているのは確かだと思います。

中国にあって日本にないもの、それは未来への期待感なのかなと感じます。
中国の若者は将来希望があるからこそ一所懸命に自分を磨くため
真剣に学校で学び社会で働いています。
その姿は、日本のはたち前後に感じないものです。
そしてもう一つは、いま日本人はやらない理由を述べますが、彼らはやれる理由を述べます。

この違いが大きい!

小日本に日本人がならない事を祈ると共に石橋青果で働く皆さんは自らを
成長させるために、仕事をして欲しいと思います。

平成24年4月

今年の桜は4月10日が見ごろというとても遅い満開となりました。
でも、満開になった途端、春の嵐の影響もあると思いますが、
その後雨が降りとても短い花見シーズンとなりました。

野菜の出来も遅れているとのことゴールデンウィークに
価格が高騰しなければいいのですが・・・。
ニュージー産のカボチャが高騰している事を考えると、
日本が異常な気象なら南半球も何かおかしくなっているのですね。

結局、地球は丸くて繋がっているということなのでしょう。

 毎年だと事業計画発表会の様子をこの4月に書きますが、
今年は24日と給与日と一緒になっているため、ここに書く事はできません。

そして、重ねて残念なのが、今年の計画発表会に
パートアルバイトの方の参加が一人も居ないという事です。

年々パートアルバイトの方の参加者が減っていた事を考えると、
計画発表会が形だけのものとなり、つまらないものになっていたのだろうと
大変反省しております。

計画発表会でこちらから一方的に押し付けるだけの会ではなく
やはり、皆さんから聞き出すような事をしていかねばならないと思っております。

お陰様でここ数年確実に利益を出すことができ、随分自己資本も厚くなって参りました。

金融機関からは信じられないぐらいの対応をして頂けるのも
この利益の蓄積があるからこそ、なのだと思います。毎年計画を立て、実行してゆく。

目標を達成できた年、できない年色々ですが皆が力を合わせた結果が
ここ数年の利益の蓄積に表れていると思います。

事業計画発表会はその年どんな方向へ力を注いでゆくのか、
皆が確認をする場と私は考えています。

石橋青果は、株主のものではなく働く人のものだと私は常々言っております。

働く人というのは、社員ばかりではなくパートアルバイトを含めた全ての人であります。
その皆さんと計画を確認そして目標を共有したいと考えております。

今年はちょっと淋しい発表会となりますがどうぞ、計画発表会に参加して下さい。

また、次回何らかの会社の集まりがあった時はどうぞ、参加して下さい。
そして、粗食ですが何かしら用意をしますから・・・・。
大いに語りあり、大いに呑みくいしましょう。

 先月にも書きましたが、今年度の新卒採用の松井さんと渡辺さんが
我々の仲間になってくれました。

1か月と少し経ちましたが二人ともとても素直に仕事を受け入れ、
仕事の内容を確実に覚えてくれています。

私は、所用で参加できませんでしたが、今年は二人の歓迎会を兼ねての花見となりました。

噂によると随分呑み、そして肉だけで10kg近く平らげたと聞いて驚きです。

ちゃんと、二人への歓迎会として成り立ったのかはちょっと疑問ですが、
二人からの感想は楽しかったです、皆個性があって楽しい人たちですと、
リップサービス?をもらっています。

来年の今ごろも初々しい新卒者を採用する予定で今動いております。
石橋青果は人の力で動く会社です。

これからまた一年、各人が力を出し惜しみすることなく出し
そして成長してゆく事を心より願っています。

平成24年3月

3月に入っても寒い日が続きました。
梅の花が今月中旬になって見ごろとは今年は2週間程度生育が遅れている様です。
入学式には桜の花が満開なって欲しいと願っておりますが、
今の所つぼみがとても固く間にあうのかな?と心配になってしまいます。

3月、4月はこのあたりの夏野菜の作付けの時期ですが、
この生育の遅れがどの程度影響するかがとても心配です。

今月は当社の決算期でもあります、
1月2月は、予想以上の高値でとても厳しい成績となりました。
今月末まで皆とあきらめずに試行錯誤をしてゆきたいと思います。

皆さんに嬉しい報告ですが、3月16日より松井里紗さんと渡辺舞さんの二人が
24年度の新入社員として仲間になってくれました。

まだまだ学生気分が残る初々しい二人が
これから人間的に成長してくれる事を心より願います。

 平成25年度の採用活動が本格化しています。
マイナビセミナーの刈谷と名古屋に出店しました。
マイナビの発表では今年の学生のマイナビサイトの
企業への登録数は前年の75%程度と聞いています。

就職難とメディアが伝えているのにどうして学生が活動を
もう少し活発化させないのかが不思議で仕方が無いです。

セミナーに来る学生さんの雰囲気も緊迫感と言うか
真剣さと言うのかがあまり感じられません。

大丈夫かな?

セミナーの中で「これについてどう思いますか?と尋ねられても手をあげない。
質問すらしない、自分を売り込もうという姿勢がとても少ないと感じました。

ある人はゆとりの世代のど真ん中の学生だから
のんびりしていますよと教えてくれましたが、
メディアからの就職難という情報と余りにも雰囲気が
乖離していると感じています。

この先日本って大丈夫なのかな?と不安になる私です。

就職活動は、本当の意味での自分の未来を真剣に考える時だと思います。

20代から60代までの人生の中で、寝ている時間を除いての80%程度を
我々は仕事で時間を使います。
(女性が家庭に入るとちょっとこの数字ではないと思いますが・・・。)

しかし、残念ながら自分の成長が、仕事の中にこそあると言う事が
後々になって気がつくのだと思います。

だから今を大切にせずに、まだまだ時間があると考えてしまうのでしょう。

その考えから早く脱した方が良き人生を過ごすことができるのです。

その事を我々人生の先輩が彼らに教えなければならないと
つくづく考えさせられます。
良き人生を送る為にも今真剣に考え抜いて欲しいなと声を大にして言いたいです。

平成25年4月にまた新たなる仲間を迎え入れ、今の事業を発展させると
共に新たなる事業を新たなる人財と共に作り上げてゆきたいですね。

人数が増えるとその分沢山の利益をあげてゆかねばなりませんが
雇用の場所を創りだしてゆくことも会社の使命であると考えます。

大きな会社ではなく強い会社を皆で作り上げていき、
関わる人が幸福になることが私の使命なのだと改めて決意しております。

新しい24年度がもうすぐそこにあります。力を合わせて目標達成しましょう。

平成24年2月

2月は本当に寒い日が続きます。
私自身は雪の本当の怖さを解っていませんが、
新潟の豪雪地帯では高齢者のお宅が
雪下ろしを出来ないと報道があります。
また、雪下ろし等による雪の事故も多数起きています。
亡くなられた方にはご冥福を申し上げます。

早く春が来る事を祈るばかりです。

市場内をみますと高値がずっと続いており、
品薄な状態では、販売者そしてアソートのメンバーは
大変心労を重ねている事だと思います。

しかし、1月2月の営業利益の落ち込みは
厳しく何とかしなければなりません。

早く春が来ないかなとこれも願うばかりです。

このつぶやきも皆様のお陰で100号となりました。
会社のこと、私の考え方を社員の皆さんはもちろん
奥さん方々にも読んで頂きたいと書いておりますが、
読んで頂けているかな?とちょっぴり心配です。

最近、社内での連絡事項が
伝わっていかないことを痛感しております。

色々な事項を決めそれを実行に移そうと思うのですが、
後ろを振り返ると残念ながら誰もついてきていない、
そんな感じです。

当社も社員数が増えてだんだん報告連絡が
伝わり辛くなってきたのも判りますが、
24人の社員でこの調子であるなら
当社において新規事業を作りだし
社員数が増えてゆくことが難しいのかなと悩み、
頭痛の種になっています。

ひとつ例をあげると、
毎年の事ですが年末調整をするために
扶養控除申請書と保険料控除申請書
そしてそれに添付する保険会社等の証明書の提出してもらいます。

しかし、この期限が守られない。

年末の多忙期と重なり、
また日常業務外の事だから忘れやすいと
言ってしまえばそれまでなのですが、
これは多分各自がメモなどをする
行動的な習慣もないのもそうなのですが、
期限までに提出するとか達成するという意識が
そこにないと言うことが大きな原因であると感じております。

会社は、社員同士が連携して仕事をしているのです。

誰かが提出物を忘れると言う事は
誰かの仕事が滞ると言う事です。

多分、自分がその担当であったらとても困るのでしょう。

私が全て出来ている訳ではありませんが、
自らの子供にはやはり皆さんも
「しっかりしなさい」と叱ることだと思います。

社業に関係の無いことだからと
高を括るのかもしれませんが、
それもこれも同じだと私は考えます。

日常の生活の中で出来ないことが
仕事の中できちんと行う事は難しいのだと考えます。

10年前は外食事業部もなく当社は、
ほとんど個人商店の集まりでした。

確かに今もその要素は大きいと感じます。
だから、細かな事を伝え合わなくても
困らなかったという事もあるとは思います。

現状、市場事業部と外食事業部のふたつの営業部門と
それに対する配送、経理の人数も仕事量も随分増えています。

自分達が周りへの影響を意識しながら
報告連絡相談確認をして、やってゆくことが
とても大切になってきたのです。

それもやり過ぎるぐらいでちょうどいいのでしょう。

そして、決めた事を確実にやり遂げてゆくことが
これからの石橋青果が勝ち残ってゆくために絶対に必要なのです。

・日報を毎日書き込みメールにて送ってください。
・毎日メールを確実に読んでください。

そして、元気よく挨拶をすることと
報告連絡相談確認を積重ねてゆきましょう。

平成24年1月

1月は、野菜が例年より高値になっています。
雨が降らない為に菜っ葉類を中心にして
本当に生育が悪く寒さと日照時間が足りていないことが
重なり、契約野菜の出荷もままならないという状況で、
例年より高値になっています。

でも決して売れている訳ではありませんので、
販売担当者の苦労は相当のものだと察します。

 天津へ行って参りました。
先ずもってセントレアから天津に直行便が出ていると言う事は
やはり、トヨタ自動車の力なのかな?と考えてしまいます。
天津は北京から車で3時間程度の場所、そんな所にセントレアから
飛んでゆくのですからとても考えてみれば不思議です。

飛行機で簡単に行けることは、嬉しいのですが、
円高の影響もあり国内の自動車産業を中心に
中小企業まで、どんどん中国を中心に東南アジアに
出て行ってしまいます。
日本の失業率がもっと高くなるのかなと考えるとぞっとします。

 昨年のテーマ「知を結集変化が常」とし
石橋青果カイゼン元年でした。

社員からアルバイトの皆さんの英知を集めて
改善をしてゆくそんな状態が常になることが昨年のテーマでした。

具体的には 

1在庫の圧縮 
2作業時間の短縮と共に労働改善 
3経費の圧縮と共に賃金改善 
4ミス・クレーム“ZERO”を課題

として掲げ色々な改善をして参りましたが、
やはり皆の英知を結集すると言う事ができていないなと反省しております。
私自身が吸い上げ切れていないと言う事もやれていない大きな原因でありますが、
もっと根本的なのは、皆さんが意見をだすという意識状態に
なっていないと言うことなのでしょう。

“今のやり方では仕事がやり辛い”とか、
“こうした方がもっと仕事がはかどる”という改善意識を
持ってもらえなかった事に大きな原因があったと思います。

現状の仕事に満足してしまうのではなく、
これでいいのか?といつも問いかけながら仕事をしてもらいたい。

また、反省点のもう一つに決めた事を最後まで
やり切れず中途半端になってしまっていることがあります。

新規顧客営業、既存顧客へのフォローを昨年あげておりますが
途中で投げ出してしまいました。

これは本当に反省すべき点です。

それを踏まえ今年は石橋青果カイゼン2年目として、
テーマを「集知遂行」とします。

集知とは昨年同様、皆の思いや意見を取りまとめて、
遂行とは決めた事を必ずやり切ると言う事です。
その為の具体的な行動指針として下記を実践してゆきます。

1、聞くが一番、話すが2番
2、直ぐやる、必ずやる、できるまでやる
3、整理整頓掃除
4、時間厳守!集合時間・提出物・何事も先に先に

上記に書かれた事は当たり前の事です。
しかし、この当たり前のことがあたり前にできていない現実を
直視する必要があると考え、今年の行動指針としてゆきます。

日本の経済環境は考えれば考える程、大変厳しい状況でありますが
当社が勝ち残るパイは十分にあります。
皆で一所懸命考え知恵を出し合い、決めた事をやり続けましょう。

平成23年12月

12月に入り寒さが増して参りました。
ご家庭の皆さんにおかれましては風邪などひかず
、元気に毎日を重ねていらっしゃると存じます。

12月は師も気ぜわしく走り回る月だから師走と言うそうですが、
市場の様子はとてもそんな感じではなく閑散としています。
本当に正月がくるのだろうかと思うぐらいです。

八百屋さんは歩いていないし、
スーパーさんからの注文もさびしい。

食生活が変化しているのは判るけど野菜を食べずに一体何を食べているのだろう?
八百屋だから勝手にこんな風に考えるのかもしれません。

健康ブームと巷では言っていますが、
野菜の個人の消費量を調べたら軒並み減っていました。

1982年から2006年までのデータがあり品目によりますが
20%~40%減少しています、
外食産業の売上は29兆円から5兆円も下がっていると
言うことなので来期からの中長期計画には野菜離れを含め、
食の消費動向の変化を盛り込んでいく必要があると考えます。

 今年1年を振り返りますと、大きなのが東北大震災と
それにまつわる福島の原発のことがあります。

今回被災した方々には心よりお悔みを申しあげると共に、
より早い復興をお祈りいたします。

我々の業界では放射能汚染の問題が尾を引いております。
福島産農産物は名古屋にはあまり入荷しませんが
大消費地である関東圏を支える産地であります。
これからも、福島産生産物の影響は関東地方だけでなく
日本全国の相場に影響をおよぼしてゆくのでしょう。

実際に福島の農産物の安全が確認できないと言う事で
生産者はもとより卸小売そして消費者と右往左往しております。

今までに扱ったことが無く、
放射能と言う見えないものなのでこれからも
数年は揺れ動いてゆくのだろうと思います。

第3次補正予算の執行と共に
新たなる豊かな日本の未来を作り上げてゆくために、
我々も応援してゆきましょう。

また、良かったこととして、なでしこジャパンは
日本に金メダルをもたらし、ドラゴンズが連覇をしたことは
我々にとってはとても楽しい思い出を作ってくれました。

 会社を振り返ると、4月から小倉君そして古川さん
6月からは坂井君という若い力が加入して、大変活気があふれてきました。

今年の忘年会のパワーはとても素晴らしかったですね。
この力をお客さんに向けて言ってくれればと思っています。

事務所の机を円卓に変更して、
各社員の対話は随分増え、特に市場事業部と外食事業部の垣根は
随分低くなったと感じています。

今年のテーマは「知を結集、変化が常」として、
1、「在庫の圧縮」
2、「作業時間の短縮と労働改善」
3、「経費を圧縮し賃金改善」
4、「ミスクレーム“ZERO”」
を皆の知恵を結集して変化していこうと言うものでした。

2と3については結構大きな成果をあげたと思っています。
しかし、1と4については昨年から改善されたとは言えず
これからもなんとか施策を打ってゆかねばなりません。

もとより、知の結集という部分が上手く吸い上げられなかったと反省をしております。
 

毎年同じことを言っていますが、平成23年と24年は時間的には
何も大きな違いはありませんが、この新年の区切りに
過去の自分を反省し良い所はもっと良くしてゆき改善すべき所は
改善をしてゆくことが大切だと考えます。

人生を木の年輪に例えるとこの大晦日から新年と言う時間の経過が
年輪になって表れてゆくのだと思います。
豊かな人生にする為にしっかりと自分を見つめ直して頂きたいと思います。

 今年一年本当にありがとうございました。

平成23年11月

今月中旬まで本当に温かな陽気でした。
師走の足音が聞こえてきてから寒暖差が少し厳しくなってきました。
しかし、葉茎菜を中心に前進出荷となり2週間ほど早く出荷のピークになりました。
飛島の生産者の一部の方は安すぎるので出荷しないと・・・・。

TTPも恐ろしいですが、基本はお天道さんのお陰で
我々は商いをさせてもらっているのだなと痛感します。
年末に餅菜がどうなるのか?今からドキドキ心配になります。

 昨年の11月から安全運転を口やかましく言うようになりました。
1年無事故を達成しようとの呼びかけを昨年11月のつぶやきにも書きました。
しかし、残念ながら年間で15件の事故が起こりました。

原因の全てが前方あるいは後方確認の不足であります。
毎日のことなので大変だとは思いますが
本当にその一瞬一瞬に注意をすることが必要なのでしょう。

先ず、「自分は大丈夫」また「これくらいなら」と
いう心の中の緩みを無くして下さい。
常に「かもしれない」と疑って運転をして欲しいです。

車が凹んだ程度で終わっているうちはいいのかもしれませんが、
皆さんの体が傷ついたり、最悪の事態には、なりたくないです。
どうか安全運転に心掛けてください。

その為に、交通安全教育の一環として警察署にてDVDを
借りてきますので、また皆で上映会を開き気付きを話し合いましょう。
 
 中日ドラゴンズは完全優勝を逃し大変残念でした。
落合さん、8年間の監督生活お疲れ様でした。

多くの野球ファンは、今年落合中日がセリーグ連覇をするとは
思っていなかったと思います。
それは、前半から夏までの順位を見ても
優勝を想像できるものではなかったですよね。
でも、実際は、セリーグを制し日本シリーズではあと一歩まで詰め寄りました。

戦力的にみると確かに投手陣は球界NO.1なのかもしれませんが
本当に打てませんね。

勝つ試合はロースコアーの試合がほとんどでしたね。
なぜ、落合ドラゴンズがリーグを制覇できたのだろうと考えてみると、
落合さんが「打つことは水もの、だけど守る野球は崩れない」と
言う事を言っていた事を思いだしました。

具体的には144試合と言う長丁場のペナントレースを
勝ち抜いてゆくためには投手陣の整備に力を入れ、
先発ローテーションを作り上げてゆくことなのだとつくづく感じました。

ある1試合がヤマ場だと周りが騒いだとしても粛々と
ローテーションを回してゆくことの方が長丁場のペナントレースにとっては
大切なのだと言う事です。

見ているファンは面白みに欠ける野球なのかもしれません。
(だからこそ、名監督が、おろされたのかも)

クライマックスシリーズはヤクルトに勝てないと私は思っていました。
長丁場で勝つ野球と短期決戦で勝つチームと違うと考えていたからです。
まぁたまたまヤクルトの調子が悪かったから勝てたのかな?
巨人が3位から勝ち上がってきたら瞬発力の違いで勝てなかったのかも。
なんて考えていました。

そして、ホークスとの日本シリーズは、多分野球ファンの多くは
もっと大差でホークスが優勝すると思っていたのではないでしょうか?

打つ、投げると言う事データだけだとホークスの方が断然有利ですからね。
でも、終わってみれば7戦までもつれ、
秋山監督に「本音を言って疲れました」とまで言わさせました。
 
負けない野球と言うのを石橋青果の日々の商売に置き換えると何になるのかな?
と考えてみて下さい。

相場で儲かるからと右往左往する事ではなく、
在庫を極力抑え
「鮮度ある野菜をタイムリーにそして価値ある価格で」
提供し続けることなのだと私は考えます。

落合ドラゴンズからこんな事を学ばせて頂きました。
落合さんありがとうございます。

平成23年10月

お陰様でこのつぶやきも8年間、毎月書き続けることができました。
石橋青果を支えていただいた皆様のお陰ですありがとうございます。
10月秋をこんなに感じる年は何年ぶりなのでしょう。
過ごしやすい天候ではありますが、
市場は9月の台風12号と15号の影響で入荷が少なく、
白菜を筆頭に異常なほどの高値を付けました。

毎日の買い物に行く皆様は、大変びっくりされた事と存じます。
担当者は商品を集めるのに本当に苦労しております。お疲れ様です。

9月で今期も半期を終えました。
皆のお陰で何とか計画通りに推移しております。
但し10月は大変危険な香りがしますが、
ここを乗り切れたら計画通りに賞与も出せると思います。
ご家庭の皆さん楽しみにして下さい。
そして、どうぞご主人様に発破をかけてやって下さい。

・・・・出せなくなったらどうしよう・・・・!

8月は平山さんと10月は熊崎さんと東京築地市場へ
視察に行きました。
この市場を訪ねて、最初にまず感じたのはとても狭い。
狭いがため商品が高く積まれている。
我々の市場は、まだまだ広い。
築地の市場と比べれば我々の市場は恵まれているなと感じました。
また、促成野菜(刺身のツマになるような野菜)は、
我々の想像をはるかに超えるものがありました。

名古屋の市場には、ないものがごろごろところがっているという印象です。
これが築地市場の特性だなと身を持って体験しました。

また、八百屋さんには、年配の方もいますが、
若い人も多くとても元気であるのがもう一つの印象的でした。

仲卸と共に八百屋さんがせりに参加しています。
セリにかかった商品を生産者別にひと山づつ、
皆がセリ落としてゆくのです。

それも、商品をしっかりと吟味してプロとしての意識を
持ってセリ落としている様子が我々の市場と全く違うなと。

同時に改めてセリの良さを痛感しています。

東京の人口は八百屋さんが生きる場を残している。
その人口の多さに八百屋さん自身が洗練され
、生きる残る為に必死になっている姿を感じて帰ってきました。

無い物ねだりをしても仕方がないのですが、
築地市場の様な豊富な品揃えが石橋青果に欲しい。

刺身にツマがなくても、魚の美味しさは全く変わらないはずです。
しかし、お皿に魚の切り身だけが並んだとしたらとても寂しいですよね。
大根の千切りがあり、大葉・紅立て・穂じそがお皿を飾って
お刺身と言う一品になります。

我々の市場は、売上の上がる商品だけを販売してゆく、
キャベツ、大根、葱、ほうれん草などなど・・・
そんな傾向になりつつあると感じます。

刺身を彩るツマ達はほとんど箸をつけられず
お皿に残っていることが多く、無駄!という意見もあるのでしょう。
(本来、各々のツマに意味はありますが・・・)

売上が上がらない野菜たちは自然に売り場から姿を消し、
名古屋の市場流通から無くなっていったのでしょう。

季節感と言うかワクワク感と言うのか品揃えから来る
こころの潤いと言うものを提供してゆきたいものです。

また、そこに活気というのか、必死さと言うのか、
築地のセリに感じるようにプロ同士だからこそ
成立する商いが今本当に必要なのだと感じています。

それも洗練されたスタイルで!
今一度、勝ち残る為の石橋青果スタイルの商売を確立することが必要だなと。

平成23年9月

暑さ寒さも彼岸までと言われますが、今年の秋はその通りになりそうな気配です。
衣替えから皆、長袖が欲しくなるのかもしれませんね。

台風12号により紀伊半島は大変な被害となりました。
亡くなった方のご冥福を祈ります。
また、どうか早い復興を願うばかりです。
そして、台風15号が日本を縦断してゆきました。
各地で被害のニュースが流れています。
秋作の野菜が心配です。

生産者の方々は、圃場の整備とハウスの修理などに汗を流されていることだと思います。
これから年末にかけての出荷に大きな影響が出てくるのではと、心配になります。

平成24年4月に事務職の採用を2名することとし、
名古屋市内7校の高等学校に求人をしました。

いくら求人倍率が低いとは言え、
うちの会社には応募は少ないだろうと一所懸命に
就職担当の先生にお願いしてまわりました。

すると何と、7月に会社訪問した7校全校から応募して頂き、
また、採用試験にも7校とも応募して頂けました。

信じられない事です。
しかも、皆優秀な生徒さんばかりで選考には相当、頭を悩ませました。

高校生は、大学生就職活動とは違い一社しか学校から推薦をしてもらえません。
当然、当社としても7名全員を採用することはできません。

2名の採用をすれば5名は不採用となります。
採用者として、責任の重さを感じざるを得ません。

彼女たちは、高校受験にて、競争の厳しさを
少し味わった事だろうと思いますが、
彼女たちが初めて社会の門をたたくのに、
採用と不採用という二つの道に分かれることとなりました。

採用された側にとっては、笑顔もしくは
当然という顔(今風にいえば、どや顔)になるのでしょう。

でも、不採用になった彼女たちの人生を考えると私自身切ない。

それというのも、私自身受験というものに成功した
体験が少なく、不合格通知をもらった時の寂しさと共に
自分自身の能力のなさというか不甲斐無さというか
何とも言えない感覚を未だに覚えているためだと思います。

特に今年、次男が受験をします。
一所懸命に頑張っている姿を見ている為
そんな感情が大きいのかもしれません。

不合格になった彼女たちが石橋青果を
恨むことは別段どうでもいいことですが、
彼女たちがネガティブになることが
少し怖いと感じています。

ご縁はありませんでしたがどうか真っ直ぐに生きて欲しいと願います。

 ここ数年当社は、売上が順調に伸びてきて、
社員数も増えてきました。
それと同時に社会的な責任も増しているのだと
痛感しております。

採用もその社会的な責任の一環なのでしょう。

お客さんに対して嘘をつくことなく真摯に相対することを
初めてとして、法令を順守し、皆さんの働く環境を整備してゆく事などなど。

本当の意味で石橋青果は法人となってゆかねばならないと
ひしひしと感じております。

法人という人格を石橋青果がしっかりと確立してゆく事、
これは社会の中で会社が生かされて生きることだと思います。

だからこそ、自分だけが良ければいいなどという考え方を捨て、
どうしたら社会に生かされるのだろうと考えて欲しいです。

 この採用活動を通し色々な事を考えるきっかけになりました。
24年3月初めて社会人となる二人の為にも石橋青果をよりよくしてゆきましょう。