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平成22年10月

猛暑のせいなのでしょうが涼しくなったと感じますが
例年より随分温かい気温が続いています。

お陰で出遅れていた野菜たちがなんとか出揃ってきそうな雰囲気がありますが、
年内は出荷動向が見えない状況であることには、間違いがありません。

さて、今流行のi-phoneを私も手に入れました。
大澤取締役の勧めもあり、半信半疑で購入を決め、手元に届きました。
私は、別にソフトバンクのまわし者でもなんでもありませんが
i-phoneを手にして本当に驚きました。

電話をするという機能に関してはいいとは言い難いものがありますが、
モバイルとしての機能は素晴らしい、本当に感心させられます。
最初の驚きは、USBケーブルが同包されていたので何気なく、
充電をしようとUSBにi-phoneをつなげた所
しばらくすると「同期」と言う機能が走り始めました。
PC(パソコン)に入っていたメールアドレスの設定を
勝手に始めるではありませんか。

私自身、今まで新しいPCにする度にアドレス設定に
とても苦労をしてきたので本当に驚きです。
そして、今まで自分の手帳とヤフーのスケジュール帳の付け合わせに
いつも時間を使ってきたのですが、PCの中に入っているスケジュール帳と
i-phoneの中のスケジュール帳が勝手に同期をするのです・・・・。

これがまたグーグルのスケジュール帳と同期をするとのこと。
社内において部門間のスケジュール調整が本当に容易になってくると思います。

そして、なによりインターネットの検索はPCをはるかにしのぐ早さで
サクサク画面ができてきます。

今は、高価なおもちゃ?ですがこれからi-phoneが
会社の販売戦略を変えてゆくかもしれません。
i-phoneを現場にもってゆき商品を写真にとり
即時にお客さんのPCや携帯電話にメールを送ることも
これからの販売戦術に入れてゆくことも考えられます。

まぁ、この販売戦術自体は今の携帯でも十分にできますが、
多分メールを送るという機能性は今の携帯をはるかに優れています。

とここまでi-phoneの事を持ち上げできましたが、
i-phoneは道具でありやはり使うのは人間です。

先日、東京出張に行く時i-phoneにて新幹線の切符を予約しました。
「簡単!簡単!」と、時間に余裕ができたのでまたほかの仕事を片付けました。

さて、会社を出ようとした時、自宅に財布を忘れたことに気が付きました。
冷や汗です。
名古屋駅に着きi-phoneにて新幹線の予約をネットに入って
取り消そうと一所懸命になりますが、今度はWi-Fiという回線につながらないのです。

亨君に送ってもらったのが13時10分、新幹線の出発が13時30分
その間にネットにつなぎ予約を取り消さないと手数料がかかる・・・。
焦りながらもi-phoneはWi-Fiにつながってくれない。

駅員さんに申し出てもカードがなければどうすることもできないとの回答。

時計とにらめっこしながら何度も何度もネットのIDとパスワードを打ち込み、
画面を祈るように見ていると、

もう一人の私自身がテレビの中で時限爆弾を解除する役者の様な心持だなと
私を嘲り笑います。

13時29分・・・・・

・・・・

・・・・・・やはり正義の味方の登場は無く、

結局、手数料がかかることとなりました。

どんなに便利になってもつかうは、人であることをつくづく感じました。

良かったと言えば今月のこの“つぶやき”のネタになったことぐらいです。
すこし、笑っていただけたら嬉しいです。

平成22年9月

このつぶやきも7年を積み重ねることができました。
関わる皆さまに本当に感謝申し上げます。

今年は、秋の訪れがないのではと思うくらい猛暑続きでした。
しかし、ひと雨ごとに秋の訪れを感じられるようになってきました。
今年の猛暑は、日本全国の野菜たちにとても厳しい試練を与えました。
それにより、葉茎菜を中心に市場の荷物が
空っぽになっているという現象を引き起こしました。
我々も商売になりませんが、
生産者の方はもっと切実な問題なのだろうと想像します。
どうか、天候が速やかに回復し順調に生産物が出荷できることを心から祈ります。

 経営者の勉強会に入り10年が経ちました。
10周年をきっかけに仲間たちと共に今月台湾へ研修旅行に行って参りました。

担当したガイドさんは、バスに乗った瞬間に、
我々に対し「お帰りなさい。」と言われました。
ちょっと不思議な気分です。

しかし、ガイドさんから台湾と日本との歴史を教えて頂き、
その理由がわかりました。

我々の先人の功績に感謝です。

台湾は1896年に日本の統治下、
いわゆる植民地となりました。

植民地と言っても台湾人の方々はとても
日本人に好意を持っているのです。

それは、台湾を統治した先人方々が台湾の発展に
大変力を注いだからだと言うことです。

まず、ダムをつくり毎年の様に起こっていた洪水を減らすことに成功し、
そして農業用水の整備をしてゆくことにより
人々の暮らしを安定させていったということであります。

また、当時のお米は、とてもまずくて日本に輸出をするには
至らなかったそうですが、品種改良をし、今の美味しいお米になったそうです。
その他大きな功績として鉄道の施設があります。

これらは台湾の経済の発展の基礎を築いたと言うことで、
台湾の多くの方が親日であると言うことに少し誇りを持ちました。
街には、日本で見慣れた看板が沢山あります。

ファミマ、吉野家、パナソニックそして車はトヨタ、日産などなど。
歴史的な背景のお陰で日系企業が沢山活躍しています。

物価は概ね日本の半分から三分の一と言うところでしょうか?
しかし、本当に活気があります。
それは、半導体を中心とした家電製品が好調に販売しているからだと言うことです。

ここで少し触れておかねばならないのが台湾と中国との関係です。
中国は台湾を中国の一部であると認識しています。
しかし、台湾人は中国から独立していると認識しています。
前にもつぶやきに書きましたが中国は台湾との有事にむけ飛行場を用意してるように、
互いがある意味緊張関係にあります。

しかし、現在の中国の経済発展は台湾の経済人にとってもとても魅力的なのでしょう。
台湾は今、中国へ輸出と言うことで関税がかかっているようなのですが、
その税金の撤廃を考えられているようなのです。
いわゆる 中国と台湾が同じ国となると言うことです。

とても驚きでした。

大きな意味でいえば東アジアが一つになってゆく
大きなきっかけになってゆくのでとてもいいことなのでしょうが、
日本の経済にもとても大きな影響をおよぼすのだろうと感じ日本に帰って参りました。

 今を見る目も必要ですが、未来をしっかりと見すえる目も
必要であると改めて実感し、帰国して参りました。

平成22年8月

酷暑・猛暑・・・。
40度近くの気温が7月末に梅雨が明けた途端に続きます。
人間も体調管理が難しいですが、野菜は融けてしまいます。

現に信州のレタスは圃場で結球することなく、
北海道の人参は市場に到着した頃にはずるけてしまいます。

また、ゲリラ豪雨と言う言葉もこの夏はよく聞きます。
中国の方々、そして、日本各地で被害にあわれた方お悔み、
そしてお見舞いを申し上げます。

雨がなければ農作物は大きくなりませんが
豪雨によりこの夏の農作物は水ぶくれ状態になり
酷暑で煮えてしまうと言うことの繰り返しです。
生産者の方々においては本当に大変であると察します。

ご家庭の皆さんには今年、
年収が目減りしていて本当に申し訳ないと感じております。
巷では、景気は底を打ち好況感であると言われていますが、
当社では全く感じません。
4月に事業計画を発表して5カ月が今年も経とうとしていますが、
残念ながら目標を達成するには程遠い結果となっています。
私自身も大変に反省をしております。

この大きな要因は、各自が立てた目標をできなくても
仕方がないとあきらめてしまっていると感じております。

最近の会議では、目標を達成していなくても突っ込みが少なくなっていますね。
自分ができていないから仲間に言い辛いと言うのがあるのかもしれません。
しかし、自分のことは棚上げし、仲間を叱咤することにより
自分をやらねばならない所に追い込んでゆくことが大切であると考えます。
自分が今期こんな風に商売をしたいと考えたのが目標です。
確かに販売する環境が計画を立てた時より
悪くなっているのも確かなのかもしれませんが、
できないとあきらめてしまっては目標が目標で無くなってしまいます。
目標とは自分自身の能力、行動力への挑戦であると考えます。
自分自身が成長したいと思うからこそ、
前年より高く目標を掲げているのでしょう。

その結果、物心両面の幸福が勝ち取ることができるのであると考えます。
その目標を達成することをあきらめてしまっては
自分自身の成長をあきらめてしまうことになります。
石橋青果では各自の成長が会社の成長であると
常々言っておりますので各自が成長しないと言うことは
会社の成長がないと言うこととなります。
こんな負の連鎖は起こしたくありません。

また、各自が目標を達成するために大きな力になるのが
仲間の力であると思います。
あいつには負けないという思いが切磋琢磨を生み、
先輩を成績で抜きたいと思う気持ちがその人の能力を高くしてゆくのでしょう。
会社の仲間同士が各自の目標を確認し毎月の会議で検証し、
叱咤することは仲間を成長させるために必要であり、
立てた目標を達成することはその人を成長させるのです。
それが達成感を生みその人の人生がより豊かになってくるのであると考えます。

どうか、目標の達成をあきらめることなく毎日を大切に積み重ねて欲しい。
そして、会社の仲間同士が忌憚ない意見を言い合い、叱咤激励をし合って欲しいものです。

自分たちの関わる人たちが入りたいと思うような石橋青果にするためにも
元気に明るくコツコツとを実践してゆきましょう。

平成22年7月

やっと梅雨が明けました。
今年の梅雨は日本各地に集中豪雨をおこし大変な被害が出ました。
被害にあわれた方にお見舞いを申し上げると共に
亡くなられた方のご冥福をお祈り申し上げます。

また、生産者の方におかれましては、
作物の病気などに対し心労が絶えないと思います。
この時期はお盆を控え夏野菜の出来栄えを占う時期でもあります。
元気で美味しい野菜ができてくれることを心より祈ります。

さて、JBイレブンの新美社長より稲盛和夫さんの
「働き方」と言う本を紹介して頂いたので早速読んでみました。

何年か前に「生き方」と言う本を紹介したと思いますが、
この2冊は是非皆さんにも読んでもらい、
子供たちに薦めて頂きたい本だと思います。

わが師遠山氏そして、思風先生も全く同じことを言っています。

我々が学ぶ風土をつくる中、同じ方向性になればと思い少し内容に触れます。

良く生きると言うことはよく働くことであり、
人間の成長は仕事によって磨かれると稲盛さんは言っています。

その仕事は“青い鳥”を探すのではなく、
目の前にある仕事に打ち込むことこれがとても大切なことです。

稲盛さんは就職活動が上手くゆかず、
自分の志した学問と違う分野の会社に就職が決まりました。

その会社自体昔は、隆盛を極めていたようですが、
稲盛さんが就職した時には、経営者一族の争い等により会社経営は火の車だったそうです。
最初は稲盛さんもこんな会社にいることは
自分の将来を憂うるしかなかったため、
辞めるというマイナス的な発想しかなかったようです。

転職を試みますが、家族からの叱咤があり
結局その会社に残ることとなりました。

そこからの稲盛さんの発想の転換が素晴らしい。
今あるものを受け入れて、
愚直にその仕事をやり続けることしかないと気づき実行されました。

今まで厭々やっていた、やらされていた仕事を自らなんでもやろうと
気持を切り替え、毎日毎日一所懸命に仕事に向かった結果、
目の前にある仕事の楽しさそして深さに本当に気がつき
寝食を忘れるまでになっていったそうです。

「ファインセラミック」と言う言葉を聞いたことがあると思いますが、
稲盛さんはセラミックの分野で当時の大手企業と対峙し、
零細であった昔の会社そして京セラを立ち上げ勝ち抜かれたそうです。

最後に稲盛さんはこの本の冒頭にてなんために働くのかを諭しています。

人は「生活の糧のために働く」と思いがちですが、
それだけではなく「心を高める」と言うことのために働くのであると。
宮大工の例をあげ大工の仕事は素晴らしい建物を作ることとだけに
留まらず大工の仕事を通じて心を磨き豊かな人間性を作っていくことが
働く意味であると我々に諭してくれています。

石橋青果は、働く社員のものであり、
だからこそ社会に生かされているのだと私は考えています。
皆の成長することが会社の発展となり皆さんの物心両面を豊かにします。

100年企業をめざし毎日を確実に積み重ねてゆきましょう。

暑い日が続きますが健康管理には十分注意して元気に明るく今月も行きましょう。

平成22年6月

今年の梅雨は少し遅れてやってきました。
蒸し暑いと言う日も確かにありましたが、
なんとなく過ごしやすいと感じているのは私だけでしょうか?
野菜たちは、しっかりと成長してもらいたいと願っております。

宮崎県で起きている口蹄疫がなかなか終息しません。
多くの家畜を失った生産者の方にかける言葉も見つかりませんが、
安全宣言が少しでも早く出せる状態になり、
なんとかまた元気に立ち直って頂きたいと願います。

この数年鳥インフルエンザ、豚インフルエンザ
そして昨年世界中を震撼させた人間のインフルエンザ・・・。

毎年毎年こういった伝染病が我々の身の回りで起こっています。

これってもしかして自然界のバランスが
本当に壊れかけていると考えた方がよいのでは?・・・。

地球の温暖化もその一端なのでしょう。

日本自体が亜熱帯気候に近づいていると
感じている人も少なくないと思います。

各地で起こる集中豪雨、竜巻、
お隣の台湾では一つの部落が集中豪雨で壊滅してしまったと聞きます。
北海道の名産であった昆布が現在ロシアで取れているそうです。
米の生産の北限であった道央旭川周辺から
現在はもっと北上していると聞きます。
そしてさつま芋が北海道で収穫できるという状況になってきました。
アラスカの氷河が溶け出しているということも聴きます。

この原因は、人間が勝手に開発と称して野山を削り、
人間にとって害虫だから駆除!
人間にとってお金になるからといきものを勝手に乱獲。

生態系が壊れていると言わざるを得ないのでしょう。

このバランスを壊したつけが我々の抵抗力の低下を生み、
我々の知らない微生物なのか菌なのかわからない物質である
ウィルスとしていろんな所に出回っているような気がしてなりません。

何億年という時間をかけて母なる地球は生まれ、
そこに生物を育み生物は止まることなく進化を続けてきました。

その自然環境を人間が自分勝手な理由で
壊してゆくことが原因で今我々の目の前の現象があるような気がしてなりません。

人間自身も自然の中で調和しながら生きている動物です。
少し、自然に対して人が優しくなれたら本当にいいのにと思いつつ、
私の行動と言えば自動車に乗り、
電気を使い、便利な生活から抜け出すことはできないのが現状であります。

しかし、我々は野菜という自然の恵みを扱う仕事しております。
我々自身が野菜を通して自然の変化を感じ取り、
提案していかなくてはならないと私は思っております。

これからの次の世代のためにも!

平成22年5月

5月という季節は本当に風が気持ちのいい季節です。
色々な癒しの人工的な方法がありますが、
やはり人間は自然に癒されることが一番なのでしょう。
5月の風は心からリフレッシュします。

荒れていた天候も落ち着き、野菜の出荷は順調になってきました。
高騰していた市場価格も正常に戻ってきました。
しかし、今年の天候は例年と比べ日照不足が懸念され、
霜等の影響もありこれから露地野菜シーズンになってきますが
何らかの影響が出てくることには間違いがありません。
高くならないといいですね。

 この時期になると上場企業の決算が出揃ってきます。
見ていると黒字化とか昨対を上回るという記事が目に付きますが、
我々の業界は不況の波が来るのも遅いですが好況の波も来るのが遅いので
全く好況感をかんじません。

まぁ、自動車関連にせよ、電気関連にせよ
V字回復の要因としては固定費削減でありますので
消費市場が活発に動くとは考えにくいです。
財布の紐は固いと考えながら商売をするべきですね。

 今年の私の目標である新しき礎を創る!も
5カ月経ちだんだん形になってきました。
ご家庭の方へその進捗を報告させてもらいます。

基幹業務に関しては三菱電機ビジネスシステムさんと東新システムさんのお陰で
順調な立ち上げが 叶いました。
システムをいち早く覚えてくれて、
システム指導を社員にしてくれたのはやはり融子さんでした。

そして、受注部の立ち上げに関しては竹内さんを中心に、
中村君平山君が毎晩頑張ってくれたおかげで
私が考えているより随分早くそして、確実にできました。
その効果である外食でのコストダウンは思った以上の金額が出てきました。

新入社員の方々も随分仕事にも慣れてきた様子です。
外食でのPAさんの時間数が減ったのもの李君の加入は本当に大きいです。
そして、受注部においては社本さんがしっかりと入力してくれています。

驚くべきは23年4月採用について当社の会社案内へ来て頂ける方が多いことと、
彼らが本当に真剣であることです。
若手?である加来君、鷲見君、岡山君、誠二君をはじめ皆を巻き込んで
新卒者面談などにあたっていますが、選考に際し悩み本当に頭が痛い状態です。

それだけ、前向きで優秀な方が応募してくれているということです。
ピンチがチャンスとは、このことですね、
実感です。
まだできていないのが新規顧客営業です。
市場の八百屋さんの買い上げ金額がここ1年本当に減少してきました。
消費が低迷しているのだと実感します。
今あるお客さんが伸びるとは現在の環境では考えにくいのです。
だからこそ、新規営業が大切になってきます。
今まで待っていたらお客さんが来てくれた。
しかし、これからは我々から行かないと商売ははじまりません。
我々が立てた計画が実行されるためにも
新規営業をして、石橋青果がお客さんのために
働けることを探し出してこなければなりません。

平成22年4月

春の嵐に、低温気象、とても不安定な気候となっています。

日本では温暖化に地球が向かっているという説が主ですが、
太陽に黒点が出ていないと言うことで地球は氷河期に
向かっていると言う説を唱える人もいるそうです。

・・・成程ね!・・・・・・・

間違いがないのは、野菜の価格が高騰していること。
赤松農林大臣が生産者へ早く出荷するように要請をしました・・・・??
赤松さんも農業の現場のことを全く分かっていと言うことを露呈しましたね。
これからの農政は本当に難しい。

 今月より新卒の方が3名社員として仲間になりました。
一人は李さん中国吉林省出身でとても優しく頑張り屋さんだと思います。
ハングル語と中国語と日本語の3カ国語を話すことができます。
これからの当社の世界戦略?に一役買って頂きます。

そして、豊留君!おとなしそうに見えますがやることは
しっかりやるタイプだと感じております。
市場事業部・外食事業部の垣根を越えて活躍してくれると信じております。

そして、紅一点、社本さん!のんびり屋さんを
今は装っていますが結構活発な所があると思います。
これからの受注部の柱となってゆくのを期待します。

本当にこのご縁に感謝です。
仲間が増え皆一致団結して石橋青果と言う
フォーマットの中で自らが考え行動し、達成感があり、
豊かな人生を送って欲しいです。

 私事ですが5月より㈲丸共鈴木商店の取締役に就任させていただきます。
ここ数年利益が出ずに立て直しを依頼されたからです。

そこで何故利益が出てこないのかを
丸共に入って社員さんと話をしていくうちによく分かってきました。

真っ先にあげられるのが社長と取締役各位の
コミュニケーションが不足していると言うことです。
それには過去に色々合ったようです。
しかし、部下はたまったものではありません。
幹部が真っ二つに分かれてしまっている。
どちらの見方についても地獄なのでしょう。
その様な環境の中で先ず縦のコミュニケーションは繋がりません。
社長が経営計画を作る。
それを実行するのは社員の方々。
できないことが前提となっている計画のためできなくて当たり前!
でもそれをどうしてできなかったのかの検証もなされず、
社員の意見は聞かれることなく毎月が過ぎてゆく。
社長自身も人件費が負担になっているけどそれを社員に言うことができない。
そして、社員同士も仕事について指摘をし合うことを拒んでいる。
最悪は会社が、労働時間とお金の交換になっていように感じます。
本当に恐ろしい現象です。
現在、何度も何度も話し合いをしながら
少しずつ少しずつお互いの心の中を融かしております。

 今回本当にいい勉強をさせていただいております。
当社においてこの様に会話がなくなった時、
会社が秘密主義になった時、
どうか皆さんから指摘をして下さい。
その時は甘んじることなく私は社長を退任します。

何故ならばこの会社は「幸福を届ける」会社であり、
社会の中で生かされる会社であり続けたいからです。
それを実現するためには社長の力ではなく
会社が一丸となってお客さんのために働くことが必要であると考えます。

これからも、皆でワイワイと酒を肴に会話を楽しむ会社であり続けましょう。

平成22年3月

花粉の季節!
三寒四温、街路樹には花芽が膨らみ桜の花がもう咲いている所もあります。
また、本格的な春がくる・・・本当に楽しみです。
私は寒いのが嫌いなのでこれから夏にかけ、とてもわくわくする季節です。

学生は卒業と言う別れと共に入学入社という新しい出会いがあります。

当社も4月1日に若い力が入ってくれることとなりました。
一日も早く立派な社会人となり自立して、
社会のためにそして会社のためになる人間になって欲しいと思います。

来年度の事業計画をつくり込むのに現在、右往左往しています。
そして、今年度の決算は、もう目前となっております。
21年度の決算は、売上はなんとか
確保することができ目標数字に届きそうなのですが、
利益確保には大変に苦戦を強いられ計画数値までに程遠くなりました。

それも、夏冬の賞与そしてもちろん期末の賞与が
減額となってのことなので大変心苦しく思います。

どうして、会社は利益をあげなければならないのか?
今月のつぶやきはこんな話をしたいと思います。

会社は利益をあげると約半分の額を税金として支払います。
例えば、3000万円の利益をあげたとしますと
約1,500万円程度の税金を払わなくてはなりません。

納税するくらいなら全て社員に還元した方が良いと考える経営者も沢山いると思います。
確かにそれも間違いではないと思います。
1,500万円の納税の代わりに17名の社員に
3000万円の期末賞与を分配したら税金を払うことなく
(個人の所得としてはかかりますが・・・)
会社としては何も問題がないようにみえます。

少し考えて欲しいのですが、
今、製造業が沢山倒産している中なぜトヨタ自動車は
多額の損失を計上しても現在倒産せずに
そして、社員を解雇することなく営業をできているのでしょうか?

それは、半分納税した純利益を
会社に何十年と言う間蓄積し続けていた努力の賜物であるのです。

蓄積を厚くしたがために会社はこういった不況や
リコールなどのトラブルが起きても倒産せずに営業ができるのです。
利益は会社を倒産しづらくします。

また、納税と言うのは国民の義務の一つであり、
社会貢献でもあります。
会社は社会の中で生かされている法人であります。
その法人が社会貢献をしながら大きく育ってゆくために
納税をすることは当たり前のこととなります。

会社が利益をあげる理由としてもう一つあげられるのが、
新しい事業への投資のためです。

現在環境が大変に厳しく、
中間業者と言うのは淘汰されています。

現在当社が行っている仲卸業と言うのもあと何年続くか分かりません。

大手量販店はもうメーカーと直接取引をしています。
それがコストを下げる最大の手法だからです。
野菜だけがなぜ、我々を通して販売し続けなければならないのでしょうか?

我々自身が意識改革をして構造改革を行い続けることが必要となります。

そして新たな顧客の創造と新たな事業創造をし続けなければなりません。
その為にはどうしても資金が必要になります。
その為に利益をしっかりと蓄積する必要があるのです。

私も個人的にはみなさんに沢山お金を渡したい。

でも、強い会社=倒産しづらい会社をつくることが
それ以上に大切なのです。

関わる人々が入りたいと思う会社の一つの要因であると思いますので
利益の考え方を共有してゆきたいと思い今回つぶやきに書きました。

平成22年2月

梅の花も咲き、なんとなく昼間の風は温かさを感じます。
今年は、寒さが厳しいがゆえに春の訪れが本当に待ち遠しですね。

私事ですが「新しき礎を創る」と今年のテーマを掲げました。
4月稼働目標の新システムならびに受注部の開発、
今年4月新卒の入社に向けての準備、
来年4月採用のための合同説明会への準備そして、来期の事業計画の策定など
分かってはいたつもりなのですが、打ち合わせなどの時間的な制約がとても負担となってきます。

採用についてはこれらからの10年先の礎であり、
新システムそして来期事業計画は足元の礎であります。

今年も、皆を巻き込んでわくわく楽しく進んで参ります。
ご家庭の方々には、ご迷惑をおかけしますがお許しください。
 
今月は、私が見てきた中国の状況を書きます。
私は、2005年から毎年中国に足を運んでいます。

私が行く所は山東省と福建省です。

山東省は仙台・新潟ぐらいの緯度にあり冬は凍てつきますが、
夏期の中国内外の大産地です。

福建省は沖縄より下の緯度となり10月から4月頃までの産地となります。

北と南とでは中国の民族性とか賃金も違うようです。
どちらかというと南の人の方が大らかで賃金水準は高く
国際化され日本人にはとてもフレンドリーに感じられます。
北の人の方は、賃金格差が大きく南に比べると労働者の賃金は
安いけども勤勉に働く方々であると聞いています。
 
今年の1月にも福建省に行ってきました。
アモイ空港から車で2時間ぐらいのジャンプゥという所が葱産地です。
ここを私は毎年訪れています。

昨年のことですが、いつも行く部落に最新でとても綺麗な家が一軒建ちました。
中間搾取した庄屋さんが裕福になり家を建てたのだな!などと
その時は気軽に感じそして、村を行きかう人の服装も結構色とりどりになってきたと認識はしました。

そして、今年同じところに行くと、

“え~!”

という驚きでした。

見違える程、その部落自体が綺麗になり、
新しい建物が数え切れないほど建っているのです。

それと共に大きな不安を感じました。
中国の成長の速度の速さは私が考えているより数段早く、大きく変化している。

内需の拡大は中国産地の価格高となり安いから購入していた日本市場ですが、
これから中国産の野菜は相当な高値になってくる直感しました。

現状日本では、中国野菜へのバッシングは相当なものもあり、
小売では中国産野菜というのは売り場から消えていますが
加工用などの需要はこのデフレで相当根強いものがあります。
そして、日本国内の産地の状況を考えると
野菜自体が相当に高価なものになってくると脅威を感じます。

ついでに私の中国野菜への所感を記しますと、
マスコミ等で報じられているようなずさんな管理は殆どなく安心して食べてもらえるとは思います。

最後に何より中国人の意識というのが本当に変わったと感じました。
北京オリンピックの影響も大きいのでしょうが、
中国国民皆が前途洋々で、なんとなくわくわく感あふれ、
人との接し方もぶっきらぼうではなく、笑顔あふれるものになったととても感じます。

日本で話題となった映画作品で
「ALLWAYS三丁目の夕日」というのは記憶に新しいと思います。

あの映画で感じられる日本国民が抱いている
未来に対しての良い期待であるとか、高揚感と言った様な
そんな力強さを今の中国からとても感じられるのです。

人口の多さは国家の力になっているとつくづく感じます。

平成22年1月

この冬は暖冬であると予想が出た途端雪が降りました。
12月に太平洋側に雪が積もることも本当に珍しいですね。
しかし、また暖かくなるとのこと生産者は大変です。
我々も産地の情報を密にとり、お客様に伝えてゆく必要があります。

新年を迎え皆さんも心新たになったことと存じます。
世間では2番底が来るとか、
鳩山・小沢さんの政治資金の問題など何か暗い話題が多いですが、
自分たちの心の持ち方は常に、前向きに・明るく・わくわくとしていたいものです。

しかし、ここで残念な報告を一つしなければなりません。
伊藤孝幸君が今月の15日を持って退社しました。
平成15年から長きに渡り石橋青果の力になってもらい本当にありがとうございました。
孝幸君の新しい未来に幸多くそして悔いのない人生を祈ります。

今年の私自身のテーマを書かせてもらいます。
「新しき礎を創る」
今年一年は、新しいことを沢山やらねばなりません。
基幹システムの一新
受注部の立ち上げ
新入社員の教育
23年3月の新卒採用
新規事業の開発、
そして引き続き新規顧客営業と
盛りだくさんの「新」があります。

これらはすべて、10年後の未来を作ってゆくために必要なことであります。
そこで、私は「新しき礎を創る」というテーマを掲げました。

イメージとしては、今ある基礎・土台を大きくするだけではなく
新しい工法で今の基礎・土台を大きく強くすることです。

言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、
礎を築くと普通は言いますよね。
最初私自身も築くと言う言葉を選んでいましたが、
何かしっくりこない。
築くと言う言葉には長い時間をかけて積み重ねていくというイメージが私の中にあり、
新しき礎を時間をかけて築いていては現在の同業他社との戦いに勝つことはできないと考えました。
ですから、日本語としては不適切ではありますが、
つくるという言葉を使いました。
“つくる“という言葉も作る・造る・創ると私の中では分けております。
今年は創る!いわゆる、新しく“つくる“という意味で”創る“を使いました。
 
実際には、2月からの事業計画作成と共にとても時間に追われると思います。
私一人ではどうにもこれらのことを全て成し遂げることは不可能であります。
どうか皆の力を貸して下さい。
皆の力を集結して今年一年の新しい事業の立ち上げに逃げることなく成し遂げましょう。

今年も厳しい環境ではありますが100年企業を目指して
この10年の一年一年を確実に積み重ねてゆきたいです。

どうか今年一年昨年同様にお願いいたします。