大根キャベツの相場はやはり上げてきました。昨年末の暖かさによる前進出荷の影響と九州地域に降った雪の影響で野菜が急騰しています。それにしても今年の2月はなんと気温差が大きいことか!雪が降り積もったと思ったら20度を超える日があったり・・・。インフルエンザの流行もいつもなら終息に向かう月なのに今年は大流行です。
異常気象において私は地球が悲鳴を上げているように思うのです。自分もそうなので大きなことは言えませんが、車に乗り、電気ガスを使うということは結局化石燃料を燃やし続け、二酸化炭素を放出しつづけているのです。そうだからと言って200年前の昔の様な生活をしなさいと言われてもとても無理だと思います。化石燃料の消費はアジアの経済発展に伴い相当な量になることは予測でき、二酸化炭素の排出もそれに伴い急増していることは間違いのないことだと思います。アジアの国々は中国をはじめとして、現在、後進国と言われる国の方も経済の発展をさせるために工場を増やし経済を発展させようとしています。自国民を富ませようとすることは当たり前の発想であり否定するつもりはありません。ここでアジアのリーダーとして日本の役目があるのだと思うのです。地球に優しい技術はどの分野でもトップクラスにあると聞いています。その技術を生かして地球に優しい提案をしてゆき、それを実践していくことが必要だと思うのです。まさしく日本の使命であると思うのです。
また、ウィルスの問題も何か同様に自然の恵みの循環がどこかで切れてしまったために起こっている気がしてならないのです。これは、全くの私の予測ですが・・・。アフリカの広大な自然を人間の勝手な理由で大規模に壊していると聞きます。森林破壊です。日本でも森林を伐採したが為に熊・鹿・猿・猪など野生生物が生きる場所を奪われ降りたくもない人里に食べ物を探し舞い込んでいます。同様にウィルスも広大な自然の中で循環していたからこそ動物や人間になんの影響もなかったものが、何かの循環が途切れてしまったために新型ウィルスとして出現?したのではないのかなと私は考えております。
世の中に不必要なものはないということは明らかです。何もかもが循環しているからこそ、自然の循環が保たれていたということだと思います。しかし、人間は自らが住みやすい、使いやすいを優先してきた結果、CO2の排出やフロンなどの影響で温暖化やオゾン層の破壊と言うことが起きているのではないでしょうか?それにより今まであった循環がだんだん傷んできているのだなと感じるのです。
地球規模の余りにも壮大な問題に対しては我々ではどうしようもないことですが、市場内や会社内の事も同様のことがあると思われます。小事ならできることはあります。安心安全について、先日みのりフーズからの商品転売が市場からも発覚をしました。いつもの業者から値打ちな商品があるから片付けてくれない?と言う安易な会話が商品取引として成り立つのが市場です。もちろんそこにはお互いの信用の上に成り立っているのですが・・・・。これって結局たばこのポイ捨てと一緒の事だと思うのです。何が一緒か?タバコのポイ捨てをする人が安心安全の配慮が本当にできるとは思えません。現場にポイと放ることは風に舞って商品についてしまうかもしれません。そんなことが予測できないからこそ、「安い=何か問題があるのでは」という感性が働かないのだと思うのです。
全ての事はつながっていて循環している。自分だけはとか?こんな事は大丈夫?ではなく、一人一人が相手のことを考えて生きていければいいなと思います。
平成28年1月
5日の上知我磨神社の初恵比寿も全く寒さを感じず、
暖かさの影響なのかいつもより盛況であったと感じます。
野菜を見ますと重量野菜は特に大きくなりまた品質も
大変によいものが多いのですが、相場が保てず
生産者の方々の苦労に報いることができずにいます。
生産地と消費者を結ぶ我々にとっては
何とも歯がゆい暮れから正月を迎えることになりました。
この反動はいつか来るのだろうと心配でなりません。
雪が降ったことで帳尻が合うことになるのかな?
2年ぶりに「奇跡のりんご」を読み返しました。
映画にもなったので皆さんもご存知でしょうが
NHK「プロフェッショナル仕事の流儀」で
一気に有名になった無農薬にてりんごを育てた木村秋則さんの実話です。
無農薬・無肥料で青果物が本当に作れるのだろうか?
そんな興味で最初は読んでいましたが、
何度も何度もこの本を読むうちに今回気が付いたのが、
自分は何を作り育てているのだろうという疑問がわいてきました。
木村さんが無農薬でリンゴ栽培に取り組んだ時代はバブル全盛の時代。
丁度私自身も多感な思春期時代だったころです。
いわゆる、国民総中級階級と呼ばれていた時代。
そんな時代、どんなことをしても
案外裕福に生きてゆくことができた時代だったと思います。
その頃に子供の消しゴムを買ってやることができずに
3人の子供が一つの消しゴムを3等分して使ったという。
また、農家が食べることができずにりんご園の雑草を食べ、
自分で作ったお米は納税費用となり、
りんご園の隅で作った野菜を市場で販売し
そのお金で米を買ったという位貧乏をしたというのです。
親が子供に不便をかけて平気なわけがないです。
何とか子供たちの為にも無農薬のりんごを早く成功させ
暮らしを安定させたいと焦っていたのだなと痛いほど解ります。
だからこそ、夜な夜な眠ることもできずにいても
諦めずに何度も何度も実験を繰り返したのだと思います。
でも、ある日万策が尽きたと、自らの命を絶つために岩木山に上ります。
実際はそこでリンゴの木と見間違ったどんぐりの木と出会い、
自分のりんご農園に何が足らなかったのかを気が付くこととなるのですが・・・。
それまでは見える部分にだけ目を奪われ、
見えない根の部分に自らの足らないことがあることを知ります。
岩木山に地近い状態に農園を作り替え、
そこからりんごの木が急速に回復することとなります。
そこまで追い詰められたことは私には無く、
自分なら易きに流れているだろうと思うのです。
実際木村さんはりんごの木が育ったのであり、
木村さん自身が無農薬りんごを作ったという風には言いません。
りんごの木が元気に育つためにお手伝いはしたとは言いますが。
私自身は会社を育てる、
働く人を育てるということに注目しながら会社を運営してきたつもりです。
でも本当にそうなっているのかはわかりません。
人の見えない部分を育てるということはどう言うことなのか?
会社には2つの側面、仕事の側面と人間の側面とがあります。
仕事の側面と言うのは売上を上げたり、効率化をしたり、
実際仕事をしている実務のことです。
人間の側面と言うのは、いわゆる人間の器ということです。
先輩・上司として人格の向上、知識を増やし知恵に代えてゆく力、
社会に対して優しくあろうとする力。
こんなことが人間の器であると思います。
人間の側面がりんごの木でいう見えない部分でありこの部分を
社員皆がしっかりと根を張ることが必要であると思います。
その為にも会社と言う土壌を一つの色にしておくのではなく
あらゆる意見を吸い上げられるふかふかの土壌にしておく必要があるのだと。
自分は本当にその土壌を作れているのだろうか?
と自問自答しております。
平成27年11月
街中の木々も赤く染まり秋も深まりつつあります。
しかし、11月も20日を過ぎても寒い!と感じる日が
ほとんどないと感じているのは私だけなのでしょうか?
お盆過ぎに雨が多く種まきが遅れていたため
秋冬野菜が出遅れていました。
しかし、ここへきて一気に商品が集まりはじめ
一部の商品では値崩れが起きております。
今月は静岡営業所において目まぐるしく多様なことが起きました。
有り難いことに名古屋でも取引をしている取引先より静岡地域を
任されることになりました。
また、静岡地区にて展開しているお弁当屋さんのチェーン店の納品が始まりました。
2件の新規取引により当初目標としておりました目標売上が5か月ほどの前倒しで
達成できる見込みとなりました。
新規取引が始まり365日に稼働になるため
所長をはじめ働く人の負担は相当になります。
ご家族の皆さんには何卒ご協力をお願い申し上げます。
残念な報告として、静岡営業所の立ち上げに尽力をしてくれた方が退社となります。
そのために、後任の採用活動をしました。
所長の心がけの良さなのでしょう、名古屋とは違い
沢山の応募がありその中から採用することができました。
働きに来てくれた方は積極的に仕事を覚えようという
前向きな姿はとても心強い限りです。
所長がまた連休が取れるようになるのもすぐのような気がします。
静岡営業所の皆さんよろしくお願いします。以上、静岡の近況報告です。
さて、パリで起きた同時多発テロでは沢山の犠牲者が出ました。
心よりご冥福を申し上げます。
平和国家日本にいると人が人を殺し合うという状況が
大変に解り辛い環境にあります。
こんな状況はなくなることが一番望ましいのですが・・・・。
中東と言うのは歴史上アジアと欧州をつなぐ拠点として
発達し民族的にも大変複雑であると学んだ覚えがあります。
また、現代史においてアメリカなどがイランイラクなどの介入により
イスラム系の住民の不満も相当にあったのだと思います。
それがISという集団を作り出し暴徒化してゆく原因になったのだと思います。
インターネットが発達した現代の世の中で暴力が手段として使われるのは
本当にいかがなものかと思われますが、
現実にISも対抗するアメリカ・欧州・ロシアも結局の所、
自らの正義論をかざし高価な武器弾薬を互いに使用しているのです。
これって、我々庶民の隣近所のお付き合いに例えるのなら
隣人とのトラブルに対して暴力を手段にして相手をねじ伏せようということと
一緒なのではないでしょうか?
確かに国家間のことと庶民である隣人のことを比べることは
正しくないかもしれませんが根本は同じだと私は考えます。
何かが原因でお互いの感情が行き違うから喧嘩やトラブルが起きるのだと思います。
その原因を感情に任せて暴力に訴えたとしたら、
マスコミの格好のネタになるのは間違いのないことです。
騒音問題などの例をとってもその一つだと思います。
傍から見ている人は、お互いによく話し合い原因を分かり合い、
譲り合い・許し合えと言いますし、私もそれが正しいと思います。
暴力などに解決の手段をゆだねたら
相手も暴力に訴えてくることは間違いのないことです。
話し合って分かり合える相手ではないというのでしょうか?
パリの襲撃によりISへの空爆を強化すると発表されました。
また、ISもテロをあらゆる国に広げると発表したようです。
人間には感情があります。
それを暴力であるとか恐怖を与えると言ったやり方では
本質的に何も解決ができないと思います。
実は会社の中も一緒ですね。
許し合い・補い合い、助け合ってこそ人間関係って
上手くいくのだと思います。
自らの主張だけをするのではなく
相手のいうことに耳を傾けることが大切なのでしょうね。
平成27年9月
関東東北豪雨にて被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
自然の持つ力の大きさをまざまざと感じざるを得ない出来事です。
東海豪雨の時に天白川が決壊したということを想像するのと
同じことが今回関東と東北で起きたということなのでしょう。
大変な恐怖を感じます。
今年は雨の多い9月でした。
8月のこのつぶやきには、酷暑でありお盆明けに
通常の気温に戻ったと記しました。
8月後半から9月に入り例年とは異なり
30度を超える日がなく夜には肌寒さを
感じるこの頃となりました。
涼しいのは働きやすいのでとても有り難いのですが、
雨が多いこともあり秋冬産地への影響がとても心配です。
残念ながらお盆明けに社員さんから
突然の申し出があり9月15日付で退社となりました。
会社で働くということは、一つの社会集団を作る
ということであり皆が100%満足する
働き方、休み方、仕事の進め方はあり得ないとは解っています。
でも、少しでも不満を減らし、
石橋青果は働く人のものであり、
働く人の成長と満足を得るための
フォーマットであると考えておりますので
やはり、こうした退社はとても心苦しいものがあります。
環境は常に変化をしております。
実際、高齢化と人口減は始まり、
都市部ではあまり感じないとは思いますが、
地方では買い物に困る人々がたくさんいる様子です。
この環境に対して会社というものは
変化をしてゆかなくてはなりません。
変化に対応また適応することが
いち早くできるのは、年齢の若い人たちだと思います。
だからこそ、会社には若い力が必要であり、
若い人の意見を潰すのではなく
うまく活用した会社は伸びているのだと思います。
古池に淀んだ水は徐々に腐っていきます。
でも、常に循環している池はいきいきとして、
魚をはじめ沢山の生き物が活動できる場所となります。
大企業は数千人という人材を採用しています。
採用した人たちを教育して適材適所に配置、
その人達が切磋琢磨、競争することで会社が磨かれています。
あえて実名だすと東芝の様に
組織を守ろうとする力が働くと全く違った方向に行きますが、
新しい人材が会社を活性化していることは間違いのないことなのです。
しかし、零細企業は若い力を採用し育て続けるという考え方が乏しく、
どうしても同じ人間が同じ仕事を繰り返し、
それが10年20年の単位になってしまいます。
確かにこの長年の経験が、レベルアップしてさらなる磨かれた技術、
サービスを生み出すことも間違いのないことです。
でも、環境の変化に対応できないということに
つながり易いのも確かなのです。
また、会社は通常の業務は繰り返しの
ルーティン作業が主になります。
このルーティンがミスをなくし、
かつ効率的に行うことで低コストを生み出しています。
しかし、更に重要なのはその他に会社は、
新しい事業を創り出していかなくてはなりません。
こうした発想は、はやり新しい考え方と
既存に蓄積されたノウハウが出会った時に
生まれてくるのだと考えます。
こうした考え方から会社という社会は、
新しい人材を受け入れていくことがとても大切であると思います。
当社を振り返りますと、
若い力を採用してまいりました。
でも、本当の意味でその能力を
生かし切っているかは疑問な点が多々あります。
私が猛省すべき点です。
現在、新卒採用と中途採用を行っております。
作業中心になっている仕事を変えるために採用を行っています。
優秀な人財を採用して、
皆さんが変化成長しなくてはいけないと思えるような
そんな会社にしていきます。
そして、100年勝ち残れる会社を築いていきたいと思います。
なんか小難しく記してしまいましたが、
当社は人の力が会社を動かしていることは
間違いのないことです。
みんなが成長して会社を変えてゆくそして、
物心ともに幸福になる会社を作っていきましょう。
平成27年8月
お盆を過ぎてやっと通常の夏に戻ったという感じになりました。
今年の夏は酷暑という言葉がぴったりでした。
暑すぎて太陽の輝きが肌を刺すように感じました。
夜は熱帯夜が2週間以上も続き本当に寝苦しい夜でした。
この暑さと湿度の中で皆さん毎日頑張っていただき本当にありがとうございます。
またご家族の皆様におかれましては健康管理をしていただき心より感謝申し上げます。
今年の台風は2つもしくは3つ同時に発生していることが多く、
海水温が相当に高いのだということです。
九州の一部では50年に一度と言われる集中豪雨が発生しております。
これから台風シーズンに向かい産地での生育に影響しないか心配です。
お天道様のことですから後は祈るばかりです。
8月から外食事業部で3件、そして市場事業部で1件の新規取引が始まりました。
お盆に絡み商品規格すり合わせ、商品の受注方法とその売上の仕方、
商品の仕分け方と納品について、各事業部でタイトな時間の中、
相当の苦労をしたと思います。
多少のトラブルはありましたが何とか恰好がついて
取引がはじめられたのは皆様の力の結集であると思います。
心より感謝いたします。
その中でもやはり反省は必要で、
未然に防ぐことのできたミスがあったのではないかと思います。
隣にいる人間に「これ変更になったよ。」と、
ちょっと声をかけるだけで無くなったミスが
いくつかあったようです。
声掛けができないのは、
こんな事当然わかっているだろう・・・と言う
勝手に決めつけているからだと思います。
特に忙しい時には、周りが広く見られなくなるのでしょうね。
人間は見落としもしますし、勘違い、見間違いもします。
そんな時にちょっと声掛けをするだけでなくなるミスも
多くあるのではないでしょうか?
これから、解っているだろうではなく、
解っていますか?とお互い声掛けをしあうことがとても大切であると思います。
そこで報告・連絡・相談・確認が大切であるということは
社内でもいろいろ話をしておりますので
十分に皆さん理解をしていると思いますが、
復習の意味を含めて少し記します。
報告:
「上司の指示命令に対して、その経過や結果がどのようになったのかを知らせることを言います」
例えば、得意先の入金が遅れている。
その案件に対して上司が得意先を訪問し
調査依頼を指示したとすると
それに部下がその得意先の経理からいつ入金あるかを返答することが
報告するということです。
連絡:
「上司・部下に関係なく簡単な情報を知らせること」
例えば、新規得意先の納品が9月1日から始まります。
とか、忘年会の日時は12月5日18時開始ですとか・・・。
相談:
「判断に迷ったときに上司、同僚、部下の意見を聞くこと」
私事ですが、若い社員にに今どき(30歳以下)の若者の働く価値観を聞いてみました。
私自身判断に困っているから相談したことであり、
自分の感覚を変えなくてはいけないと痛感した次第です。
上記がビジネス手法としてご存じだと思います。
俗にいう「ほうれんそう」です。
その「ほうれんそう」にプラス、
「確認」と言う行動がとても大切であり
お客さんに迷惑を掛けないためにもちょっとしたことを
確認すること、イコール声掛けをすることが必要です。
「知っているだろ」、「解っているだろう」ではなく、
「この件について連絡は行っているけど知っている?」
「その件についてだけど確認してもらったかな?」と聞くことが
声掛けをするということでお客さんへ
正確なものをしっかりと届けるためにとても大切なことなのです。
小さなことの積み重ねが我々の信頼を積み重ねることになります!
平成27年7月
夏が来た!
台風9・10・11号が同時に発生、
11号が日本に上陸
・・・12号がまた発生しているけれど・・・
産地に大きな被害があったと聞かないので
少し安心しながらも、各地に浸水の被害をもたらした様子です。
その台風のお蔭なのか梅雨明けをしました。
なんとなく6月から7月前半は気温も上がらずにいたのですが
ここにきて夏本番!
抜けるような青空と白い雲それと共に
寝苦しい夜がやってまいりました。
みなさん体調管理には十分に気を付けてください。
7月3日から5日に中国、
8日から10日に北海道へ
出張・研修に行ってきました。
ここに少しですが記しておきます。
中国山東省は、天候も安定していて
玉ねぎの出荷は順調ですが白ねぎに関しては
昨年安かった為に作付を減らした生産者が多いために
現地価格は4割近く値上がりをしています。
8月末まで高いと言うことです。
また、現地作業員(パッカー)の賃金は
約4000元に跳ね上がっております。
(2003年当時聞いたときは500元)
ちなみに都市部にて大学新卒の賃金は
1500元から2000元です。
パッカーの仕事は、日本でいう3Kという仕事に
当たるのでしょう。
パッカーの年齢は相当に高くなっています。
日本と同様に若者が3K職場を敬遠している様子です。
今年の特徴として日本と同様に
韓国も玉ねぎ・白ねぎなどの作物が不作です。
韓国は中国産の生産物を買いに来ています。
為替が円安傾向ということもあり、
日本は韓国に商品を買い負けてしまうということが
起っています。
実際に現地では韓国向けに玉ねぎを再選果していました。
その数量は100万トン以上という数量だということです。
経済のグローバル化ということを肌身で
感じざるを得ない体験です。
話は変わり建設中のビルが
資金の途切れにより建設放置されているところは
確かに一部ありましたがマスコミがいうように
中国経済が全般において落ち込んでいるという様子は
感じることはなく若い人たちの消費意欲はとても旺盛であり、
中国はまだまだ伸びると感じて帰ってきました。
北海道帯広では干ばつで大変に困っているようです。
旭川・和寒は私が行ったときには晴天でした。
数日ぶりに晴れたこともあり和寒の生産者は
農作業を進めたいということであまり話す時間を
もらえなかったくらい忙しそうにしていました。
北海道は広いけど石狩山地の影響なのか?
日高山地の影響なのか?雨に関して
真逆なのには大変に驚きました。
帯広に行った理由は、仲卸の仲間である
北果の細川社長が会社を立ち上げ
そのアシリのコンセプトを学びに行きました。
帯広平野にて農作物を作る農家は
ほとんどビート(砂糖の原料)と小麦です。
種まきも収穫も全てトラクターでき、
人手がかからない農業が帯広から釧路にかけての特徴です。
その生産者に我々が扱うかぼちゃであるとか
玉ねぎ、馬鈴薯の種付けから収穫の依頼をしても
なかなか受けてもらえません。
それは、人手が必要となるからです。
そこに目をつけ、種付けと収穫をアシリが担当し、
土地をかり、日常の手入れなどは生産者に
お願いをするといった事業を始めていました。
その投資金額は数億円に上ると勝手に考えていますが、
4000坪の敷地とそこに500坪ぐらいの倉庫、トラクターなどを
用意していました。
そのスケールの大きさに驚きました。
この考え方はアメリカ、ニュージーランドなどの
産地との競争を視野に入れたものなのでしょう。
中国と同じ3K職場でも北海道はオートメーション化に
よって若い世代が農業経営をしています。
当社の仕事もイノベーションをしなくてはならないと感じ、
如何にしたものかと思案の最中です。
平成27年6月
平成27年6月
今年の梅雨はあまり雨が降らない。
雨より晴れた方が仕事をしやすいし、
気分もいい。
でも、降らなければならない時に
降らないと水不足も引き起こますね。
平成27年度も第一四半期が終わろうとしています。
静岡営業所の売上は少しずつ上がってきていますが、
計画値とは乖離しています。
また、野菜の高値が今年はボディーブローのように効いており、
全社で利益確保が大変に難しいです。
今月のつぶやきは、私の昔話と言うか
原点の話をさせていただきます。
入社は平成元年、前職は野菜とはまったく無関係の仕事ですが、
給料は成果を出した分くれると言う事で石橋青果に入社!
勿論、結婚という要素も大きかったのですが。
入社してから3年ぐらいまでは配達や営業の補佐をしていました。
ある日、当時在籍していた朝倉さんという先輩が
信州産インゲン豆B品4ケースを仕入れてきました。
私はそのインゲン豆を店で販売をするように指示をされましたが、
八百屋さんは誰も買ってくれません。
やっとのことで1ケースは売れたけど、結局3ケースは在庫となりました。
私が八百屋さんの事を知っているけども、
八百屋さんは私の事を知らない。
もっと言うと石橋青果が豆を販売すると言う事も
八百屋さんは知らない。
まぁ当時豆類の販売を続けるのかも疑わしかったけども・・・。
今でもそうですが、販売者になると言うのは誰かが
販売をしていた商品を引き継ぎ大きくしていくと言うのが通常です。
しかし私の場合そうではなかった。
お客さんもいなければ実は、仕入先も無いに等しい。
当時名青から仕入れをさせてもらえると言うのだが、
商品をまともに分けてもらえない。
当時、丸進、大長、丸伊、八百文、加野と言うそうそうたるメンバー・・・
いわゆる「狸」が豆現場を仕切っていた。
流行った時いわゆる需要が大きい時には
全く荷物がもらえない。
そんな状態から商売をはじめた。
佐藤さんには先取りの仕方、お客さんとの対応、
荷受けとのやり取りのコツ等を沢山教えてもらった。
その中で私がとても印象に残っているのが、
良く佐藤さんが、安く値切ってばかりのお客さんに
買ってもらわなくてもいい?と聞こえるくらいの口調でやりとりをしていた。
葱現場の下で働いている時は、
「値切るなら来るな!」と私自身も思っていた。
しかし、いざ自分が販売をしてみてお客さんが全くいない事に気がつき、
値切ってもいいから毎日買いに来てくれるお客さんになって欲しいと心底思った。
今、少し時代が変わり名古屋市場の卸会社から
案外スムーズに仕入れをできるようになった。
そして、お客さんは石橋青果と言う会社についていて
バイヤーに頼めば単価次第ではあるが商談が
できるようになった。本当に有難いと私は思う。
若い社員が増えてきた今だからこそ、
ここに記しておきます。
今あるお客さんは当たり前では無ありません。
皆が一所懸命に努力して買って頂けるようになった
お客さんなのです。
クレームをもらった時、無理難題を言われた時の対応は大丈夫でしょうか?
引き継いだお客さんに対してお客さんの立場になって考えていますか?
現在、静岡営業所は”ゼロ“からの出発で毎日毎日額に汗をかきかき、
加来君そして岩田さん、又浅沼さんをはじめパートさんが頑張ってくれています。
今がある事は当たり前では無く、奇跡の連続がもたらしたものなのです。
平成27年5月
5月に入り初夏を思わせる日が続いています。
台風6号による被害はほとんどない様子なので
ほっと一息です。
4月に入り野菜の相場が高騰しました。
その影響は5月に入っても続きましたので
この台風が産地に被害を与えていたと考えたら、
この夏の相場は相当に高くなると予想されました。
そうでなくても、この夏の相場が相当に高くなりそう・・・。
平成27年度に入り高値が続き少し苦戦しています。
その事を考えると今年は大変に
相場が荒れお客様にも高い見積もりを提出せざるを
得ないそんな年になる予感がします。
とはいえ戯言を言っていてもはじまりませんから
皆で力を合せて一歩一歩前進をしてゆきます。
そんな環境の中ではありますが、
と言うよりこういう時だからこそ考えを深くしてみます。
理想を高く掲げる事はとても大切であり、
その理想が社会の中で役に立つ事が必要なのだと思います。
理想を掲げることを考えてみると、
自らの今まで生きてきた環境が考え方に
大きく影響をすると思います。
また、掲げた理想は生きてきた
延長になければその理想は
具体化して現実化しないとも思います。
一方で、何故か自らが生きて来た道をよりも、
更に高尚というか美化するというか
レベルアップしたことが理想と言われているのだと思います。
その高き理想を具体化、現実化するためには、
それ相当に今ある現状とのギャップがありそこに向かうに、
やり切るという覚悟と問題を乗り越えるための
工夫と継続力が必要となるのだともいます。
先代はいつも
「取引しているお客さんが儲かる商品を探して来い」
と口を酸っぱく言っておりました。
それは、決してお客さんに迎合する事では無く、
ただ単に安売りする事でもありません。
何をお客さんが求めているのか理解して
それを迅速に用意する事が原点あると言う事です。
当社の根本的な考え方が先代のこの顧客第一主義であり
創業してから今まで脈々と受け継がれてきたものであると思うのです。
今年度、私は、年度テーマとして顧客第一主義を掲げ
、“お客さんに最高の満足を届けよう”と考えて理想を掲げております。
しかし、現実は相場の問題であったり、
配送コースの順番であったり、お天道様のご機嫌が左右して品質などが
思うようにいかない事ばかりであります。
また、新天地では思った以上の苦戦を強いられております。
この理想を基礎にして我々が向かってゆく方向が目標です。
鮮度ある野菜をタイムリーに価値ある価格を届けるという方針の下、
東は沼津から西は四日市まで運べる仲卸になり、
お客様に安心と安全な野菜を安定して届けてゆきたいとうのが当社の目標です。
目標と現実の間には沢山の問題がある事は確かです。
しっかりと現実を直視して目標とのギャップをどうやって埋めていくのか?
が計画でありそれを実行するのが皆の力であります。
でも、ギャップを乗り越える時に道を間違わない為にも
しっかりとした理想を掲げ同じ方向に向かっているかを
確かめる事がとても大切です。
どうも読みづらい文章になりましたがお許しください。
平成27年4月
藤やつつじが綺麗に咲いています。
春は芽吹き花咲く季節、周りを見渡すと
自然と癒され元気になりますね。
しかし、今年の4月は雨と日照不足により
野菜の価格が大変に高くキャベツなどは乱高下しています。
このままいくとゴールデンウィークは頭が痛いですね。
営業担当の皆さん、仕入が大変だとは思いますが
どうぞよろしくお願いします。
今年度は4月1日から新卒社員が4名が入社してくれました。
学生から社会人一年生、子は親を見て育つといいます。
新人社員は、今いる社員を見て育ちます。
我々も今以上気を引き締めて手本となる
行動と言動で対応して下さい。
また、16日からは中途採用が1名できました。
前職、春日井の卵屋さんで働いた方です。
業界も近いくこれから大きな戦力となってくれると思います。
4月25日は経営発表会でした。
又同じ事かと社員の皆さんは感じるかもしれませんが
ご家族の方々へ報告と言う事でお許しください。
前提条件として、「石橋青果は、誰のものか?」
勿論働く人々の為の会社にしたいと常々考えています。
上場企業さんの様に株主の為でもなく、
オーナー会社特有のオーナー社長の為の会社でもなく、
働いている皆の会社です。
石橋青果で働くことによって
人間的な成長と野菜やビジネス知識の習得し仕事の側面の成長を
してもらいたいと思っています。
人間は一生が勉強です。
私は石橋青果を自分の関わる人々が入りたいと
思う様な会社にしたいと考えています。
我々は朝早くから働き、その昔はやっちゃ場として
荒くれ者の働く場所と言うイメージがありました。
話はそれますが、やっちゃ場的な感覚
私は大好きです。
商売人の原点を感じるからです。
時間とお金の交換をするのではなく
商売人にみんなになって欲しい。
それは、やっちゃ場的な感覚であり、
これからはやっちゃ場とサラリーマン的な感覚の融合が
必要だと私は勝手に考えています。
その様な環境を今いる社員の皆でかえゆく、
働きがいのある会社にしてゆく
そんな会社にしたら自分たちが関わる人々、
そして、自分達の子供を入れたいと考えてもらえるのではと
考えます。
そんな会社を目指し、100年後も勝ち残りたいと
言うのが私のビジョンです。
因みに来年11月で創業50年となります。
石橋青果の次の経営者は、
今いる社員の中から社長を出したい。
経営会議などでしっかりと教育をして
社長が受け継がれてゆくような会社にしたいと思います。
ここ中期3ヵ年計画で目指すべき目標としては、
配送ルートを拡大して運べる仲卸を目指します。
地域を円滑な物流を組む事がこれからの当社の目標です。
「物流が商売を制す」と言っても過言ではありません。
また、経常利益3%を達成できうる事業の創造が
合せての目標です。
静岡営業所は月間売上1000万円を3月までに達成する事が計画の柱となります。
この計画を達成するためには、市場事業部外食事業部
そして、名古屋本社と静岡営業所が一体となってお客さんの為に
何ができるのかを考え営業する事が実際の行動となります。
顧客第一主義をモットウに全社一丸となって一歩づつ進んでいこうではありませんか。
問題は無くならない。
そして問題から逃げてはならない。
この精神で営業に当れば必ず目標達成できると私は信じております。
美酒を分け合う為にもどうか力を合せて頑張りましょう。
平成27年3月
春ですね。
三寒四温と言う季節ですので
皆さん体調管理には十分に気をつけて下さい。
今年の桜の生育状況はここ数年に比べて
遅れている様に感じます。
毎日通る桜並木においては
20日時点でつぼみもずいぶん
堅くまだまだ咲きそうに無いなと感じます。
気象庁の予想でも開花予想が
3月下旬と言う事なので
今年の入学式や新入社員歓迎会などは
満開の桜の下で開催されると思われます。
新しい門出に大変ふさわしいと思います。
3月は卒業の季節であり、
4月は出会いの季節です。
今年度の当社を振り返ると
4月に社員が寿退社、
1月に事務員さんが自らの道を
探しに退社し2人の仲間が退社しました。
しかし、4月と8月には2名が入社してくれました。
力強い味方ができ静岡営業所はトントンと決まり、
名古屋から1名を所長として輩出、
新しい仲間として地元採用で10月から入社して
新規営業に頑張ってくれています。
静岡営業所に人員を輩出した事もあり、
年末から沢山の新しいパートさんとの
出会いが沢山ありました。
これからも長いお付き合いを宜しくお願いします。
そして、4月になると新入社員が
4名入ってきます。
新しい力を糧にこれからも強くて元気に
お客さんに可愛がっていたらける会社を目指していきます。
今年度の残念な別れは11月17日に創業者である石橋勇が
逝去してしまったと言う事です。
会長が創業して頂かなかったら
この石橋青果はこの世には無く、
会長が居たからこそ
皆が明るく元気にここまでやって来られました。
業績の方はお陰様で、目標数値をクリアーできそうです。
これも、皆で力を合わせた結果です。
市場事業部は、前年比を大幅に超えた成績を残しました。
業務販売にて沢山の挑戦をして結果を残してくれました。
また、外食事業部では、
ハンディーターミナルの活用を実施、
深夜帯のパートさんには大変苦労をかけました。
また、昨年年度末に突然営業担当が退社したのにもかかわらず
みんなが良く頑張ってくれました。
3年目を迎えた3名はそれぞれの個性を発揮し始めました。
配送部では一致団結してが皆を支えてくれました。
それをまとめてくれた課長には大変に感謝です。
皆さん、本当に今年度ありがとうございました。
さて、平成27年度に目を向けますと、
大変に厳しい現状がある事を感じております。
ある程度の予測はしておりましたが、
静岡の新規営業が大変に苦戦をしています。
静岡の地で、実績がない業者がいかに無力なのか?
故石橋会長が創業した時の苦労を感じずにはいられません。
しかし、立ち止まって振り返っていても仕方がない、
兎に角、前に進む事を考えております。それも全身全霊で!
当社が向かう方向として四日市から沼津までを
運べる仲卸になること。
それは、現在の配送地域を拡大する事が
これからの当社の行く道であると考えているからです。
そして、これから当社がやるべきことは
各地域にて受け入れて頂く為にも、
①品質の向上と価値ある価格を実現する事、
②必要な時に必要な数量を確保すること、
③安全で安心して頂ける商品とその届け方の仕組みを磨き続けること。
簡単に達成できる事ではありません。
しかし、皆が知恵を出し合い、
一歩一歩進化してゆくことで必ず達成でいる事であると確信しております。