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平成23年9月

暑さ寒さも彼岸までと言われますが、今年の秋はその通りになりそうな気配です。
衣替えから皆、長袖が欲しくなるのかもしれませんね。

台風12号により紀伊半島は大変な被害となりました。
亡くなった方のご冥福を祈ります。
また、どうか早い復興を願うばかりです。
そして、台風15号が日本を縦断してゆきました。
各地で被害のニュースが流れています。
秋作の野菜が心配です。

生産者の方々は、圃場の整備とハウスの修理などに汗を流されていることだと思います。
これから年末にかけての出荷に大きな影響が出てくるのではと、心配になります。

平成24年4月に事務職の採用を2名することとし、
名古屋市内7校の高等学校に求人をしました。

いくら求人倍率が低いとは言え、
うちの会社には応募は少ないだろうと一所懸命に
就職担当の先生にお願いしてまわりました。

すると何と、7月に会社訪問した7校全校から応募して頂き、
また、採用試験にも7校とも応募して頂けました。

信じられない事です。
しかも、皆優秀な生徒さんばかりで選考には相当、頭を悩ませました。

高校生は、大学生就職活動とは違い一社しか学校から推薦をしてもらえません。
当然、当社としても7名全員を採用することはできません。

2名の採用をすれば5名は不採用となります。
採用者として、責任の重さを感じざるを得ません。

彼女たちは、高校受験にて、競争の厳しさを
少し味わった事だろうと思いますが、
彼女たちが初めて社会の門をたたくのに、
採用と不採用という二つの道に分かれることとなりました。

採用された側にとっては、笑顔もしくは
当然という顔(今風にいえば、どや顔)になるのでしょう。

でも、不採用になった彼女たちの人生を考えると私自身切ない。

それというのも、私自身受験というものに成功した
体験が少なく、不合格通知をもらった時の寂しさと共に
自分自身の能力のなさというか不甲斐無さというか
何とも言えない感覚を未だに覚えているためだと思います。

特に今年、次男が受験をします。
一所懸命に頑張っている姿を見ている為
そんな感情が大きいのかもしれません。

不合格になった彼女たちが石橋青果を
恨むことは別段どうでもいいことですが、
彼女たちがネガティブになることが
少し怖いと感じています。

ご縁はありませんでしたがどうか真っ直ぐに生きて欲しいと願います。

 ここ数年当社は、売上が順調に伸びてきて、
社員数も増えてきました。
それと同時に社会的な責任も増しているのだと
痛感しております。

採用もその社会的な責任の一環なのでしょう。

お客さんに対して嘘をつくことなく真摯に相対することを
初めてとして、法令を順守し、皆さんの働く環境を整備してゆく事などなど。

本当の意味で石橋青果は法人となってゆかねばならないと
ひしひしと感じております。

法人という人格を石橋青果がしっかりと確立してゆく事、
これは社会の中で会社が生かされて生きることだと思います。

だからこそ、自分だけが良ければいいなどという考え方を捨て、
どうしたら社会に生かされるのだろうと考えて欲しいです。

 この採用活動を通し色々な事を考えるきっかけになりました。
24年3月初めて社会人となる二人の為にも石橋青果をよりよくしてゆきましょう。

平成23年8月

八月に入って一週間程度涼しいなと感じる日がありましたが、
それからは酷暑ですね。
兎に角 蒸し暑い、夏休みもあとわずかとなり
宿題に焦る子供もいるのでしょうね。
作柄として、果菜類はとても豊作ですが、
菜っ葉の出荷はとても厳しい条件になっています。
熱中症で倒れる人も沢山います。
ご家庭の皆さんもどうぞ体調には十分に気をつけて下さい。

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この写真を知っている人も多いことと思います。
私自身はこの写真に今年8月13日に初めて出会いました。
8月13日の日経新聞の最終面にこの写真が載っていたのです。
ふっと眼を止めましたが、その時はそのまま新聞を閉じました。

お盆休みとなりなんとなく時間を過ごしていると、
どうしてもこの写真が気になってしようがありません。
15日の朝、アソートの仕事か、配達のお手伝いがあるかもと
会社に出たついでにもう一度新聞を広げこの写真を確認しました。

10歳前後だろうか?
この少年が背筋を伸ばし一点を見つめ
指先までも何かの決意を物語っているように感じました。

経営者の集まりで決意表明をします。
我々は、自らの舞台をつくる為に背筋を伸ばし、
頭の先から指先まで全身全霊で決意表明をします。

私は、その姿をこの少年に重ねて見ていました。

勝てていない・・・。

そんな感想を持ち、この少年に負けないと決め、
自分を振り返る為に、新聞を切り抜き手帳に挟むことにしました。

それと同時に経営者の仲間にメールでこの写真の事をアップした所、
とんでもない写真であることが判りました。

この写真の題名は『焼き場に立つ少年』といい、
米空爆調査団のカメラマン、ジョー・オダネル軍曹が撮った写真でした。

少年が背負っている子供はすでに死んでおり、
その火葬を待っている時の写真であることが判りました。

ジョーの回想インタビューにて背負った子供が
火葬されているのを直立不動で少年が見届けていたと、
そして同時に唇に血がにじむ程きつく噛み締めていたと書かれています。
 
戦争のことをここで話をするつもりは毛頭ありません。

この少年が何を考えているかは、
判るはずもありませんが、この少年が何かを決意しているようにしか私には見えません。

石橋青果は各社員が計画を立て、一所懸命に行動をしています。
しかし、この少年の様にゆるぎない決意を持っているのでしょうか?

自問自答をしています。

少なくとも自らの夢をしっかり持ちそれに向かって努力し続ける。
そんな人生を我々が送らないと恥ずかしいと私自身は感じております。

平成23年7月

大変暑さの厳しい日が続きます。
節電をしなければならないという環境の中でこの暑さは本当に堪えます。
ふと、車も含めて日本全土が一斉にエアコンの使用を中止すると、
ひと月の平均気温は何度ぐらい下がるのだろう・・・。
照り返しの無いアスファルトと熱気の出ないエアコンつくることができたら、
ノーベル賞を取れますね。そんなことを考えてしまいます。

また、大型で強い台風6号が四国から東海地方へ沢山の雨風をもたらしましたが、
先ずは大きな被害とならなくて本当に不幸中の幸いです。

青果物にも大きな被害がなく今年のお盆は昨年よりは、
順調に出荷が見込めると予想します。

後は、放射能の影響が青果物にどう出るか・・・・! 
いろんな数値が今出てきますが、
マスコミ各社においては、ただ不安をあおる事だけは止めて欲しいものです。
影響が何十年後・・・・いろんな要因があるだろうな?・・・・

 本題ですが・・・7月18日・・・。
夜中に、女房が私を突然起こした!
とっても暑く寝苦しく、寝たと思ったら起こされた。

しかし、女房にはとっても感謝です。

数時間しか寝ていなかったのに、「なでしこJAPAN」の一言で目がパッチリ。

大きく連敗をしているアメリカに勝てると私自身思っていなかったため、
寝る前にはテレビ実況を見ようとは考えていませんでした。

でも、何故か寝不足を感じることなく、テレビの前に・・
実際は始まる40分前だったのですが・・。

前半10分間の怒涛のアメリカの攻撃?・失態をみて、
こりゃ、日本は、優勝はできないなと私はその時、確信とうかあきらめというか・・。

でもその後、なんとかアメリカのスピードについてゆくようになり、
ある程度試合になってきたなと感じているうちに、
あっと言う間に前半が終了。

後半がはじまり、日本の縦パスが通るようになってきたのを
素人である私にもわかる。

するとアメリカチームは、女優みたいに綺麗な選手が交代で入れてきた。
とっても足も速く器用な選手だなと思ってみていると。

日本のすくなchance?と思った瞬間、
女優みたいに綺麗な選手が高速カウンター!
気がつくと逆に、日本のゴールネットが揺れる。

「まぁ!なでしこもよくやったよな」なんて私が思っていると。
なでしこがちょっとしたチャンスを物にして間宮の機転で延長線へ持ち込む。

私自身わくわく!でも、優勝するとはその時も思っては見ていません。

そして、延長。
今度はのっぽのアメリカ選手がまた先手!
こりゃ、やっぱり負けだと・・。
すると後半残り1分ぐらいの所で最後のチャンス。

コーナーからのセットプレイ!
澤のひと蹴りが同点のゴールに。

パチパチパチと女房とテレビの前で拍手喝さい。
その後、アメリカのセットプレイを防ぎ切り
なんとかPK戦へ日本は持ち込んだ。

しかし、私はこの時になっても勝利の予感がしないのです。
ハラハラドキドキ。

日本のキーパーがPKをとめた瞬間、勝てるかも。
アメリカの選手が2本目を外した瞬間勝てる予感が倍増。
3本目をとめた瞬間に私自身やっと勝利を確信。

あっと言う間の120分でした。

なでしこの皆さん、本当にありがとう。
あきらめないという事を本当に教えて頂きました。

個人技はアメリカの方が数段優れていると思います。
しかし、日本はチームワークで勝利しました。
お互いを信じているからこそのプレイでした。
(不信感が強くてごめんなさい)

 相手が大きな会社だからとか資本があるとかでは
あきらめてはいけない。
自分達の仕事をしっかりやり切ることが大切なのだと
つくづく彼女たちがグランドではしゃいでいるのを見て感じました。

そして、会社の皆と彼女たちの様に美酒を呑みながら
はしゃぐことのできる会社でい続けたいと心より感じました。

平成23年6月

沖縄の梅雨明けは記録史上初となる早い梅雨明けでした。
しかし、本州はまだまだ梅雨明けに至りません。
涼しい梅雨だな・・・なんて思っていたらここ数日は6月としては、
記録的な猛暑になりました。

昨年の様な猛暑になるのか?と考えるとぞっとします。
我々はお天道さんのお陰で仕事をさせていただいているのだと、
特にこの時期は感じます。

6月16日より坂井英一さんが社員として働いてくれることとなりました。
これから大きく成長してお客さんの目線を忘れることなく利益をあげ、
そして、坂井さんの物心両面の幸福の為に頑張って欲しいです。
(軽四を大切に!安全運転を励行して下さい)

さて、政治の話はこのつぶやきではしたくないと考えておりましたが、
最近の永田町の様子をマスコミから知るにつれとても腹立たしさが
日に日に大きくなります。

菅さんが本当に悪いのでしょうか?

国民の皆が思っている事は、
多分誰がこの日本の首相になっても大差ないと考えていると思います。

だったら、民主党はじめ野党も一致団結して、
菅首相を支え、今の国難を早期に乗り切る必要があるのではと私は考えます。

しかし、現状は、訳の判らない理論を振りかざし勢力争いと
己の主張をしているにすぎないと感じます。
一体、いつまで空白の時間を作り続けていくのでしょうか?

菅首相を総理の座から下ろして指導力のある人間がいるのでしょうか?

多勢に無勢!数の論理のみを原理とし本当の議論をしない。
ただ単に相手の言う事を打ち負かすことは議論ではないのです。

皆で前進できる健全な意見交換をすることが議論ではないでしょうか?
70日の国会延長が決まり、自民党の石原幹事長の本音がポロリ!
「お盆には国会に誰もいないのに、国会を延長してどうなる?と
発言をしていましたが、本当に許せん!

石原さん自身はお盆を休むものと決め付けているようですが、
お盆の期間中も被災者の方々はその地で戦っているのです。
多くの国会議員が石原さんと同じ感覚でいるのでしょうね。

こんな人たちに祭事を任しておいて本当に良いのか?と・・・。
何で、人の痛みを分かち合う政治ができないのでしょう?
こうやって書いていると怒りが湧いてくるのと情ない感情とが入り混じります。

政治が地域の利権や要望の多様化により
大変複雑になっている事は、理解できます。
しかし、有事というか、国難というか、
そんな今を何故もっと協力しながらできないのでしょう。

大人の行動を見ているのは子供です。
子供たちに本当に胸を張って政治の仕事は、
こうであり、今具体的にこんな事をしていますと
政治家先生たちは、物が言えるのでしょうか?

つぶやきではなく、愚痴になってしました。
申し訳ありません。

 この国難を考えるには石橋青果という会社は余りにも小さすぎます。
でも、何かお手伝いをしたいという気持ちはあります。
大それたことはできませんが、
先ず、この地域の経済を活性化するために
毎日の商売を誠心誠意行い続ける事。

そして、できうる限り納税であるとか募金であるとか、
いつもの事をいつも通りにやり切ること。
先ずそこからしか始まらないと考えます。

復興には、10年という歳月がかかると言われています。
石橋青果の出番はいつかある。

その時の為に、我々は我々の事業領域を
少しでも拡大しておくことが必要なのでしょうね。

いち国民として、いち法人として頑張りましょう!

いつものことながらまとまりの無い文章で申し訳ありません。

平成23年5月

東日本大震災の復興はどうやら思ったよりなかなか進まない様子です。
いい加減に政権争いをやめて被災者の為に速やかな意思決定をして欲しいと
感じているのは私だけではないと思います。

また、原発の事実が徐々にあらわになってきました。
外国メディアの言うことが正しく、日本は報道統制みたいなことが
なされているのですね。
何を信じたらよいのか、とても不安になります。

今年の5月はとても過ごしやすいと感じます。
日中の日差しは初夏そのものですが、空気自体は
涼しく空気がからっとしていてとても気持ちがいい。
   
昨年11月から社員全員で車の掃除をするようになりました。
そのお陰か交通事故が本当に減りました。
昨年が多すぎたのも事実です。
掃除と事故の因果関係はよくわかりませんが、
でも車がピカピカになってゆくのは皆気持がいいものだと感じています。

過日成瀬自動車から購入した?ワックスを
5月の掃除の日に使用しました。
流石、業務用です。
細かな傷を目立たなくして、水垢を落としてくれて
ボディーに輝きが戻ってきました。
昨年まで塗装面が荒れて白く粉を吹いていた同じ車とは思えません。
(車さんごめんなさい)
月一回1時間の程度の掃除ですが、
皆で掃除をするということはとても有意義であると感じます。

皆で一つのことをして、成果が表れると一体感を感じることができます。
これは、人間がつながっていると言う事を
互いに感じるから一体感なのでしょうね。
コミュニケーションを大切にするということは、
ただ単に言葉で伝える事だけでなく共に体を動かし
何かを作り上げたり、為し得たりする。
その結果を共感することの方がコミュニケーションの近道であると感じています。

車が綺麗になり石橋青果の社員同士の会話が弾む、
これからもずっと続けてゆきたいと思います。

5月の思風塾はこんな話でした。
問題や悩みが無くなるといいなと誰しもが考えるが、問題も悩みも無くならない。
人間は生きている限り問題が表れてくるのが当たり前なのである。
人間は不完全な生き物であるがゆえ、
人間同士が交われば何かしら問題が起きてくるのである。
問題をすべてなくそうと考えると人間はそれだけで心の病に陥り易くなる。
問題が無くならないという事を前提として目の前に出てくる問題を
解決し続けることが人間の成長につながる。
目の前に現れる問題はかならず解決できる。
また、解決できるものしか現れない。
問題は潜在的に自分にあるものを引き出してくれるのだと考える。
問題があるのに見えていない事は問題である。
感性で問題を感じて理性を使い問題を解決するのである。
 
問題が無くならないという話を聞き、本当に心が軽くなります。
また、解決できる問題しか目の前に現れないという話を聞き、
新たに力がみなぎる様な感覚になります。
問題がその人を成長させようとして出てくると聞き、
自らの感性を磨き原理原則で即断即決をしてゆこうと決意をしました。

また、思風さんは経営者たる者・上司たる者部下に対して
夢と希望を与えるのが仕事であるとそして、
目標を与えることが仕事であると教えてくれました。

まさしく、石橋青果は皆が自分の力を出し
自らの夢をかなえる場所にしたいと考えていたことと合致した気がします。

来月も思風塾は続きます。
できれば多くの社員そして家族の方々に聞いて頂き、
豊かな人生にしてもらいたいと願います。

6/15
7/20
8/24
9/14
10/19
11/16
18時よりウィンク愛知にて開催しています。

多くの方の参加を待っています。勿論、無料です!

平成23年4月

東日本大震災からひと月以上経ちましたがなかなか
復興が進んでいない様子です。
被災された方々へ心よりお見舞いを申し上げます。

また、福島の原発の動向が一進一退といった状態で、
冷却まであと半年から9カ月程度時間がかかるとのこと
原発で作業をされている方々の
健康と安全を心よりお祈りいたします。

季節は巡り、例年よりは遅い春がやっと来たという感じです。
4月10日を過ぎても桜の花が満開状態というのは
このつぶやきを書きはじめてからは記憶にありません。

震災の影響で東北産地においては
作付けの遅れが予想されます。
また、高冷産地の作柄にもこの気温は相当な影響があると思います。

 桜の季節と言えば出会いの季節です。
お子さん達も学校での新たな出会いに
わくわくドキドキしている事でしょう。

当社においては3月16日に辻田さんが
社員となりバリバリ働いてくれています。

また、4月1日より小倉君と古川さんが
新しいメンバーに加わりました。

入社早々、DMP研修に参加して
相当に絞られてきた様子で、
現在は大きな声で挨拶をしてくれ、
働くということを何か掴んだように思います。
また、報告連絡相談確認も相当に仕込まれてきたと思います。

最近、不安に思うことがあります。
報告連絡相談ができていないのは、
古い社員に多いことが・・・。

こんな事判っている、
いつものこと、等の理由で
報告が全くない事が多いのです。

そんな上司に対して部下は、見抜いてしまいますよね。

最近、回覧板を設置しました。
またパワーポイントというソフトを
使いパソコンの画面で伝達事項も流すようにしました。

しかし、見ていないのは古くからいる社員の方が
多いように感じます。みなさん!しっかりと確認して下さい。

 話は変わり、あるクレーム聞いているうちに
アソートのコピー機の刷る時間が非常に
遅く手待ち状態になっている事を知りました。

本当に有難い事です。

早速、新しいコピー機の導入を決めましたが
残念ながらこの震災の影響でコピー機が入ってくるのが
5月の中頃になるとのことです。

色々な所に震災の影響が出てきます。

今年のテーマが「知を集結、変化が常」としています。

配達をしてくれている社員・パートさん
そして、アソートのパートの皆さんは、
会社のことをこんな風にしたら会社がより良くなるとか、
この動きをこうしたらもっと効率がよくなるとか、
いろいろ意見があると思います。

こういった意見を今年は積極的に集めて
どんどん変化させていきたいというのがこのテーマの意味です。

しかし、どうやったら皆の意見を聞くことが
できるのかを大変困っています。

働く時間もまちまちになってきました。

また、働く場所も別々になって
毎日顔を合わせない事が当たり前になってきました。

数年前なら全く考えられなかったことなのですが、
これが現状です。

各部門長にはお願いして皆さんの
どんな小さな意見も聞いて報告して欲しいと言っております。

ただお願いしてもなかなか出てこないのが、
現状であると思いますが何卒なにとぞ!・・・・お願いします。

できうる限り、出し頂いた意見は仕事に反映してゆこうと考えています。

今年は石橋青果改善元年としています。
問題を皆さんの意見を集めて解決してゆくのが改善です。

トヨタが50年やり続けているそうですが、
当社は100年企業をめざしトヨタに負けない改善の風土を作り、
我々が関わること子供たちが入りたいと思える会社にしたいと考えています。

そのためにも報告連絡相談のできる会社
そして、問題を皆で解決できる会社にしてゆきたいと考えています。

平成23年3月

東北関東大震災の被災された方々に心よりご冥福とお見舞いを申し上げます。
東北地方になんとか早く春が訪れること祈り、
被災された方々の健康を祈るばかりです。

あの津波を目の当たりにして自然の力に対しての脅威と
人間の力の限界を感じずにはいられません。
また。福島の原発の動向がとても気になります。
復旧工事をされている方々そして、原発周りの住民方々の健康がとても心配です。
臨界事故に繋がらなければいいなと願うばかりです。

人間が天然資源を扱い切れると過信した結果なのではと感じます。
人間の力というのは無限であると考えますが、
人間が自然や環境を支配できるという意識は捨てないといけないのでしょうね。
自然と我々人間社会がどのように調和するのかを考える時が今なのでしょうね。

3月の思風塾にてこんな話を聞いてきました。

地震が何を我々に啓示しているかを考える必要がある。
何を気づかせようとしているのかを考える必要がる。
「万象是わが師なり」の通り、
偶然はなく起こることは皆必然である。
身の回りに起こることは自分を成長させるために起こっているのである。
感性論的には、この地震は“日本人よ、しっかりせい!”と啓示していると考える。
些細な対立をするな。
例えば与野党のつまらない争いなどせず、
もっとみんなが前向きに物を考え皆が協力し合って助け合うことが必要だ。
この危機を乗り越え日本人が一つとなり世界に向けて発信をしてゆくことが必要であり、
日本人を成長させるためにこの地震が起こったと考えるべきである。
だからこそ、今逃げることなく困難に皆が立ち向かうことが必要なのです。

この地震を国難ととらえれば他人事にすることにはできず、
中京地区にいて現在安全に暮らせるから関係ないということではないと思います。
我々日本国民が一つとなってこの難関に立ち向かうことが必要なのでしょう。
被災地へボランティアに行くことも確かにその手法の一つではありますが、
目の前の仕事のなかにこそ対処の仕方があるのではないかと考えます。

東北関東大震災の後テレビCMが民間広告団体のACジャパンにほとんど変わりました。
2週間経っても今だほとんどのCMがACジャパンのものであるのが現状です。
理由としては被災した方に企業CMが不愉快に感じられるからという理由だそうです。

果たして本当にそうなのか疑問に感じます。
1200社にも及ぶ優良企業が広告をしないとなると売上への影響も相当になると予測します。
本来企業は利益追求とは言え社会の為にならないものは淘汰されてゆきます。

企業が売上を上げ納税をすることが国益につながるのだという前提のもと、
こんな時だからこそ自らの仕事をしっかりと務める必要があると私が考えます。

私ども青果の仲卸にも、その仕事の中にこの国難に対処するカギあると思います。
供給不足になりがちな関東エリアに野菜の供給をすることが
我々中京の卸の役目になるでしょう。
また、この数年間、東北産地の野菜を価値ある価格で販売してゆくことも
我々のできることの一つになってゆくと考えます。

各業界、業種にてやれることは色々あります。
こんな時こそしっかり前を向き、経済発展の為に行動することが必要なのだと思います。
生産も商いも消費もすべてその発展に寄与する!

こんな時だからこそ明るく元気にいつもより優しく行動することが大切だと・・・・!

平成23年2月

立春とは名ばかりで・・・というのがこの2月にはぴったりしますね。
兎に角、寒い!という日が続きます。
インフルエンザは減少傾向と聞きますが
ご家庭では皆さんお元気でご活躍と想像します。
この寒さで野菜の生育が悪く価格が高騰しています。
財布の中身が厳しい中とても追い打ちとなりますね。

今年の春先も高値安定?その中で輸入野菜が見直されています。
中国の餃子事件から輸入野菜が減少傾向でしたが、
流石に国産野菜の高騰で輸入野菜が、キャベツの200%増を筆頭に
玉ねぎ、白ねぎ、人参は150%程度増え輸入野菜の見直しが進んでいるようです。
多くのスーパーさんでも輸入野菜の陳列が目立つようになってきました。

このままTPPで関税を撤廃すると国内産地は本当に打撃を受けますね。
国内産地が潰れたら、輸入野菜が本当に安い価格で輸入されるかは
疑問の様な気もします。
その時は日本も手遅れなのでしょう。

話は飛びますが歴史的にみても戦争をする時に一番重要なことは、
弾薬などを前線への補給もそうですが、
食料の確保をどうするかが本当に重要なのです。
この様な状態で外交交渉ができるのかが心配になります。
どうでもいいけどなんとかして欲しいと政治家の方にお願いするのみです。

 政治というとこれからの老齢化の問題も大変です。
「デフレの正体」という藻谷浩介氏の本を読みました。
デフレの原因は景気がどうこうという問題よりも
日本の人口構造の変化によるものであるという原理原則です。

団塊の世代が労働人口にいたから高度成長になり
その段階の世代の子供たちがバブル期以後の好景気を支えた
と藻谷さんは言っています。成程!

オイルショックもリーマンショックもただ単にきっかけに
過ぎずデフレの正体は、人口構造の変化がもたらす要因も
多々あるのだろうと私にも理解できました。

そこで問題なのが高年齢の方々を
どう若い世代が支えてゆくのかということなのです。

マクロで考えることは本当に政治家の方々にお任せして我々はどうするのか?

我々も時間と共に老いることは間違いのない事実であります。
また、平均年齢も毎年伸びているのも事実です。
私が老人と呼ばれる頃には平均寿命100歳に??
有難いことに両親は健在であります。

しかし、両親はこの一年、特に老け込みました。
女房が両親をよく手助けをしてくれています。
女房にはまた頭が上がらない!感謝!

子が親の面倒をみる。
今も昔も同じなのでしょうが、今でも難しい時代になってきました。
そして、今、我々働ける世代が老人という世代になった時のことを
考えるととても恐ろしいと感じています。
できれば、親のつけを子供に回したくないというのがやはり心情です。

そんなことを考えている時にわが師が
「私は一生所得税を払い続けます」と。
国に面倒を見てもらおうとするから人間老いるのです。
一生税金を払うつもりなら国は豊かになり
そして、老いる速度も遅くなるというのです。
わが師は80歳を超えています。
成程!これも感心しましたし、自分もそうしたい。

先日テレビで歯が抜けた老人が寝たきり状態で歩くこともできない。
所がその老人に義歯を入れ自ら噛むことをしたら「気」がでてきて、
すっかりと病状が回復、病院を退院し
家の前の畑で農作業をするまでになったと放映していました。

私も死ぬまで税金を払い続ける側にいたい。
「気」というものを一生しっかりと持ち続けたい。
石橋青果の仕事柄、高年齢で仕事をし続けることができるかは疑問ですが、
一生働き続けられるそんな会社を60を
過ぎてから立ちあげられたら最高であると考えます。

それには健康管理も大切ですね!と今を振り返る自分もいます。反省!

平成23年1月

12月温かいな!
とこのつぶやきに書きましたが、
やはり気象庁の予報があたり、
3年ぶりの大雪が中部地方に降りました。

高速道路が通行止めになり、
三重県方面への交通が麻痺、
お客様には大変ご迷惑をかけました。

今年は、寒さが続くとのことですので
寒さ対策を万全にすると共に
風邪の予防のため手洗い、うがいを必ず励行して下さい。

例年のことですが
1月は私の今年のテーマについて語らせていただきます。

その前に少し能書きを・・・。
12月に大野耐一さんのトヨタ式生産方式の本に出会いました。
トヨタ式生産の基本理念は、
『人間の知恵の上に自働化とジャストインタイム』です。
トヨタ式改善の手法は目新しいものではありませんが、
この本により私の中にばらばらになっていたものが
一つの引き出しに整理をできたような感覚になりました。

そして、気づきとして石橋青果に今足らないものは、
『すべての社員の知恵の上に日々改善、日々実践』
の精神であると感じております。

一例だけをここに書きます。
在庫が最近3~5割ほど増えている現状があります。
南一番の冷蔵倉庫を建設してから
お客さんの注文以外に見込み仕入をする傾向が多くなりました。

結果として在庫が増え、
商品を冷蔵庫へ移動することがとても多くなりました。
商品を片付けることが仕事となり、
今仕入をしようとする商品が本当に
必要かどうかを考えることが薄れてきたため在庫が増えてきたと考えます。

目的のない仕入は不良在庫を生みます。
在庫や運搬の多くはムダであるとトヨタ式生産方法では語っています。
その他は、1月のいろは研修に参加したメンバーに詳細は聞いて下さい。

私の今年のテーマは「知を結集、変化が常」としました。
社員はもちろんのことアルバイト・パートさんが、
“今のやり方では仕事がやり辛い”とか、“
こうした方がもっと仕事がはかどる”とかという
どんな小さな意見も聞きいれ集めてゆきます。

また、作業上のミスやお客さんからのクレームが
どうして起きたのかという問題点の真因を明らかにしてゆきます。

それらを基に皆さんからこうした方が良いという意見をあつめて、
どんどん会社のやり方を変えてゆきたいと考えています。

これが改善であり、石橋青果は変化することが常であるという意味です。
いわゆる変化が状態です。

今年が『石橋青果式改善元年』とし
トヨタ式に学ぶと共にトヨタ式を追い越すような改善する風土を
根付かしてゆきます。

「知を結集、変化が常」の具体的な今年の方針は、
当社の営業指針であります
「鮮度ある野菜をタイムリーに」前提条件として、
1、在庫の圧縮
2、作業時間の短縮と共に労働改善
3、経費の圧縮と共に賃金改善
4、ミス・クレーム“ZERO”
以上、4つを中心項目として、社内を変えてゆきたいと考えてゆきます。
 
我々が関わる人々の子供たちが石橋青果に入りたいと
思うような会社にしてゆくためにも変化が常となる会社にしてゆきます。

どうか皆さん、知恵を貸して下さい。
そして、一緒に変わってゆきましょう。
ご家庭の皆さん、本年もどうぞよろしくお願いします。

平成22年12月

今年の冬は寒くなると言われていましたが、
このクリスマス寒波がどうなるのでしょう?

しかし、温かな気温が続いたので正月用の菜っ葉類が、
伸びてしまうのが心配です。

ここ数年の傾向ですが、
年末の注文がなかなかもらえないようになってきました。
元旦から各スーパーさんが営業するため
消費者が年末年始の為には買いだめをしなくなったためだと思われます。
しかし、今年も残すところあと1週間です。
今年にやるべきことはやってしまいましょう。
それが、整理整頓の極意だと思います。

今日と明日という時刻の捉え方からすると
12月31日と1月1日は、ただの時間の経過にしかすぎませんが、
大晦日と元旦は年が変わるという大きな区切りとなります。

この一日を意識するからこそ“日々”と
言われる時間が自分にとって意味があるものになるのだと思います。
竹は節目があるからあれだけの長さになります。
我々の節目を作るためにも、この一年をきちんと振り返って下さい。
いい事はよりよくするために、
悪い事はやめるなり改善することをため計画を立てることを薦めます。

人生は積み重ねだと聞きました。

一日と言う時間を365回積み重ねて1年となり
1年という時間を数十回重ねると一生になります。
その節目となる原点が大晦日と元旦なのでしょう。
日々の仕事があり、とても大変だとは思いますが、
豊かな人生にするためにもどうか、今年一年を振り返ると共に、
来年こんな年にするぞというものを是非作り、実行して下さい。

私自身、今年のテーマを「新たなる礎を創る」とし、
当社の基幹システムを入れ替え、受注部立ち上げて、
総務が営業の支援をする体制を創りました。

平成22年4月に新卒入社3名がきてくれました。
残念ながら1名は辞めてしまいましたが
金澤君と言うパワフルな新卒者が入社してくれました。

初めてマイナビによる大学卒の採用をしました。
これは、費用も確かにかかりましたが、
石橋青果の社員全員が何らかの形で関わって採用を決めてゆきました。
23年4月には小倉君そして古川さんと言う新たな若い力が加わります。

そして、新規営業を掲げておりましたが、
こちらの方は、自然増はあれど能動的に動いて
新規を獲得したというのはほんの数件に留まり、
来年の課題となります。

また、今年は交通事故の発生がとても多く反省しきりです。
しかし、交通事故の多発は我々の安全運転という
意識が足らないということに気づきました。
どこかに、多少の事故は仕方がないという意識があったと思います。
その意識を払しょくし、11月より無事故運動を起こしました。
事故を起こさないためには、落ち着いて運転をすること、
その為には車の清掃が必要であると気づき社員全員で
車の清掃をする日をつくり、車の美化に取り組んでいます。

新しこれからの礎となる丸テーブルも届きました。
まだまだ、礎になっていないものをありますが、
来期にはもっと飛躍できると確信をしております。

厳しい時代だと言いますが、
我々零細企業は売上が低いのですから
マスコミが騒ぐ程環境には関係がありません。

「環境が悪いのは気のせい!」と心で念じて、
来る新しい年も石橋青果全員で力を合わせ豊かな年にしてゆきましょう。

今年一年、本当にありがとうございました。