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平成20年7月

梅雨が明けたとたんにもう夏本番・・・と言うより酷暑となっております。
夜温が30度を越すと睡眠不足になり体調を壊しやすくなると言う統計があるそうですが、
ご家庭の皆様におかれましてはいかがお過ごしでしょうか?
温暖化が大きな社会問題になっていますのでクーラーのかけ過ぎには、
十分注意して健康管理をしていただきたいと存じます。

 別れがあれば出会いもある。
今月から外食事業部に改瀬和也さんが入社されました。
石川県出身のとてもまじめな方です。
自分のために働き、これから当社の貴重な戦力になってくれることに
大きな期待をしております。

 日々の取引の中にてこんなことがありました。
取引をさせていただいているA社へ当社は白葱を洗って納品させていただいておりました。
いきさつとしては、同業他社が参入そしてそして競合することとなり
洗いという一時加工をしてA社に納品ということになったのです。
しかし、洗いの葱を納品して2ヵ月後
A社のトップは、品質を最優先にするために洗った白葱を購入するのではなく
白葱の洗いを内製化することを表明されました。

当社としては1ヶ月後にやむを得ず洗いを辞める方向にてシフトを組み直しました。
すると洗いをやめた途端、同業他社に白葱の発注が全て移動してしまいました。

しかし、聞くところによるとA社の加工部門は、
同業他社より洗いの白葱を買っているとのこと。
A社の加工部門においては内製化するために人員が揃っていないというのが理由でした。

 ここからが本題です。
A社の社長は、お客様へ提供する品質を最優先に考え
洗った白葱を購入するのではなく内製化の指示をしました。
しかし現場である加工部門は、忙しくてやれないと言う理由で
トップの指示と違った動きをしたのです。

当社の皆さんに考えていただきたいことがあります。
この話を聞いてどのように感じましたか?

*社長が現場を分かっていなく、忙しくてやれないから仕方がない。

*社長が言うのだから現場は素直に社長に従うべきである。

等など色々な意見があるでしょう。

 私はこう思うのです。
何のために働いているかをもう一度考え直して欲しいのです。
我々が働くのは社長のためでもなく会社のためでもない、
実は自分のために働いているのです。
その行動の本質は、買っていただけるお客さんのために最良であることを
考えて欲しいのです。

当社の中にもこう言ったことがこれからも起きてくるでしょう。
もし、社長である私の判断がお客様のためになっていないと言うのなら、
違うと思いますのでこうしましょう!と言って欲しい。
やれない・できない・したくないでは、全くお客様のためになりませんからね。
そして、厳しくともそれを乗り切ると自分の成長になると信じています。