八月に入って一週間程度涼しいなと感じる日がありましたが、
それからは酷暑ですね。
兎に角 蒸し暑い、夏休みもあとわずかとなり
宿題に焦る子供もいるのでしょうね。
作柄として、果菜類はとても豊作ですが、
菜っ葉の出荷はとても厳しい条件になっています。
熱中症で倒れる人も沢山います。
ご家庭の皆さんもどうぞ体調には十分に気をつけて下さい。
この写真を知っている人も多いことと思います。
私自身はこの写真に今年8月13日に初めて出会いました。
8月13日の日経新聞の最終面にこの写真が載っていたのです。
ふっと眼を止めましたが、その時はそのまま新聞を閉じました。
お盆休みとなりなんとなく時間を過ごしていると、
どうしてもこの写真が気になってしようがありません。
15日の朝、アソートの仕事か、配達のお手伝いがあるかもと
会社に出たついでにもう一度新聞を広げこの写真を確認しました。
10歳前後だろうか?
この少年が背筋を伸ばし一点を見つめ
指先までも何かの決意を物語っているように感じました。
経営者の集まりで決意表明をします。
我々は、自らの舞台をつくる為に背筋を伸ばし、
頭の先から指先まで全身全霊で決意表明をします。
私は、その姿をこの少年に重ねて見ていました。
勝てていない・・・。
そんな感想を持ち、この少年に負けないと決め、
自分を振り返る為に、新聞を切り抜き手帳に挟むことにしました。
それと同時に経営者の仲間にメールでこの写真の事をアップした所、
とんでもない写真であることが判りました。
この写真の題名は『焼き場に立つ少年』といい、
米空爆調査団のカメラマン、ジョー・オダネル軍曹が撮った写真でした。
少年が背負っている子供はすでに死んでおり、
その火葬を待っている時の写真であることが判りました。
ジョーの回想インタビューにて背負った子供が
火葬されているのを直立不動で少年が見届けていたと、
そして同時に唇に血がにじむ程きつく噛み締めていたと書かれています。
戦争のことをここで話をするつもりは毛頭ありません。
この少年が何を考えているかは、
判るはずもありませんが、この少年が何かを決意しているようにしか私には見えません。
石橋青果は各社員が計画を立て、一所懸命に行動をしています。
しかし、この少年の様にゆるぎない決意を持っているのでしょうか?
自問自答をしています。
少なくとも自らの夢をしっかり持ちそれに向かって努力し続ける。
そんな人生を我々が送らないと恥ずかしいと私自身は感じております。