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平成25年9月

台風18号が東海地方を直撃、各地に大雨をもたらした様子です。
東三河方面のハウスに被害が出たようです。
お見舞いを申し上げます。

台風が通った後なので朝夕は秋らしくなり
カラッとしたき気候になってきました。

蒸し暑さが懐かしく感じられます!

 最近、CBC「半沢直樹」が高視聴率を
獲得したと言う事で巷の話題になっています。

私自身は一度だけしか見た事がないのですが、
あの半沢直樹の原作者を皆さんは知っていますか?

池井戸潤と言う方で、どうやら私と同じぐらいの年齢で
岐阜県出身の作家です。

先日、東洋製鋼の渡辺社長から
「下町ロケット」と言う本を紹介されました。

この「下町ロケット」も池井戸潤著です。

池井戸潤と言う人はその昔、メガバンクに勤めていたらしく
中小零細企業についても大手企業についても良く知っているようです。

資金に苦しみ、商品開発に苦しみ、元請けに振り回される。

読んでいると、とても他人ごとの様には思えませんでした。

小説とはいえリアルな話でした。
その小説の中で、会社は何か?

誰のものか?と大変考えさせられる場面が沢山ありました。

私自身は日頃から社員が成長する場であり、
自分たちがやりたい事を実現し物心共に豊かになるための
フォーマットが石橋青果であると言っています。

この本の主人公佃航平が経営する佃工業が
まさにそれを実現してゆく会社であると共感をしましました。

小説の中で会社が一つにまとまって行くキーワードとして
仕事に対する誇りと商品の高い品質がありました。

石橋青果で働く人たちが本当に日常の仕事に対して
誇りを持って毎日の仕事に当たっているでしょうか?

私たちの仕事は華やかな仕事ではありません。
どちらかと言うと泥臭い仕事が大変多いですよね。

誇りを持って仕事なんかできる訳ない!と
聞こえてきそうです。

しかし、考えてみて下さい。

我々は名古屋そしてその周辺に住む人たちへ
野菜を届けています。

未来永劫ではありませんが、
仲卸と言う機能が今無くなると
市民は大変不便になると想像します。

我々は名古屋市民の台所を預かり、
安心・安全・安定した生鮮物の流通に携わっているのです。

結構社会性の高い仕事に我々は従事していると思いませんか?

その仲卸の仕事の中で「石橋品質」を高い基準で
達成し誇りを持って仕事をする事ってとっても大切だと思うのです。

石橋品質とは
「鮮度ある野菜をタイムリーに価値ある価格でお届けする」
を各部門が高い質で実践し続けると言うことでしょう。

配達では、商品を丁寧に扱い、お客さんに対して笑顔で対応、
配達などで得られた情報を共有改善する。

アソートでは、お客さんが必要とするだけの商品を
短納期にて納品、そしてミスクレームをゼロにする。

これができないと思った瞬間から石橋品質の向上は無くなります。
でも、高品質なサービスを目指し続け、実践する事は、
今日より明日、明日より明後日と改善を繰り返す事で
その仕事が我々を成長させるのだと思います。

ひいてはそれが誇りある仕事になるのだと考えます。
皆さんどうぞ、各部門でそして自らの仕事の質を上げるべく考え、実行して下さい。

 最後になりますが、下町ロケットを読みたいと言う方には貸出ますよ。

読書の秋!

感性を磨くこと一つとしてどうぞ読書をして下さい。
味覚の秋だけでは片手落ちですからね。
震える牛、ナミヤ雑貨店、空飛ぶタイヤなどなど最近読書にちょっとはまっています。