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2023年11月

11月にはいったというのに夏日が連続して半袖姿にならないと仕事になりません。暖かいのは私個人としては助かるのですが、農業や漁業には大きな影響が出ています。今年の夏の猛暑は現在も野菜高騰の原因となり、この暖かさなのに露地野菜は高値で取引をされています。また、ミニトマトとトマトが異常な高値だったため外食産業のサラダから消えている所も多いです。熊が山を下りて人を襲うということですが、山にも食べるものがないのでしょうね。異常気性が確実に進んでいる様に感じます。我々自身も我慢をしなければならない時期が来るのかなと思いつつ、これから100年先の地球を今考えないと大変なことになるような気がします。

ロシアとウクライナの戦争に続き、イスラエルとパレスチナの紛争が激化しております。世界中の人々が仲良くして欲しいと願わざるを得ません。戦争や争いになるまでには、色々な問題があります。歴史的にもその問題の原点があり確執の原因があります。また、トップリーダーたちの思いや立場などもあり複雑に絡み合いながら争いごとに発展しているのはわかります。人類史以来、戦争と戦争の間に平和があるとも言われております。しかし、人類は進化発展をしていかなければなりません。争いごとが起きた時に暴力を使って解決をするという考え方を変えるということが進化発展をするということです。思風先生は、ユネスコ憲章の前文を用いて教えてくれました。「戦争は人間の心の中に生まれるものであるから、人間の心の中に平和の砦を築かなければならない。」人々の心の中に平和の砦が築かれたら、世界中が住みやすい平和な世界になりますね。

この心の中の砦はトップリーダーだけが作ればよいというものではありません。我々の日常生活の中でも争いごとがあります。職場や家庭の中あらゆるコミュニティーで我々自身に心の砦が必要であると思うのです。平和に生きるということは、ある側面ではひとり一人の人格の成長が必要なのだと考えます。相手のことを認める力、謙虚に受け入れ反省と感謝ができるような力などを高めることが人格を高めると考えたらどうでしょうか?

お互いを高めあう競争心はもちろん必要であると思うのですが、互いに成長しあうという考え方ともに心の砦を作る必要があるだと思います。また、人間同士が付き合えば、意見の相違が生まれることも多々あります。それがけんかに発展することももちろんあると思います。その後にお互いが許し合うことが大切だと思います。そして、仲良く暮らすというのは誰かが一方的に我慢をするということではありません。お互いが譲り合うことも必要だと思います。

よき日本を作るためにも日ごろから我々がよき人間関係を作ることが大切であるのではと考えております。それが、日本から世界に発信され、平和な世の中が来ることを信じております。