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2021年11月

10月20日頃だったと思いますが、夏の陽気から急に寒くなりその際は寒く厳冬に突入していくのではと思いましたが11月の初旬、東海地方は暖かな日々が続いています。緊急事態宣言が10月18日に解除され徐々にではありますが、外食事業部の売上も増えてきました。コロナと人間が何とか共存する頃合いが早くに見つかると良いなと思います。野菜は安値続きでしたがここに来て少し値上がるものもちらほらと見受けられます。健康の為にも一日野菜を350gは取りましょう。

皆さんは選挙に行きましたか?若い世代が選挙に行かないので政策もやはり年齢の高い人よりになりがちなのは否めません。政治家は落選すれば失業ですからね。義務を果たさずに権利を主張するのが世の常ですが、選挙権というのは権利であり義務ではありません。先人はこの選挙権の獲得のために生死をかけてくれました。後輩である我々はその権利を簡単に放棄している状況が4割以上あるというのはなんだかなと感じます。自分の一票では世の中は変わらないというのはそうかもしれませんが、その一票の積み重ねで世の中が変わっていくというのも事実です。特に若い皆さんに世の中の出来事に関心を持つことと政治に関心を持って欲しいです。

更に望むのは、働くということに自らの価値観を見出して欲しい思います。ある方が若い人たちに講演をした後のアンケートで「あなたにとって仕事とはどんな意味を持ちますか?」という問いに対しての返答として、「生活や趣味を行うお金を稼ぐ為」「苦しいけど仕方がないすること」「義務感で行っている」などという物が多く驚いたという話をして頂きました。若い時の私も同様に考えていたかもしれません。しかし、働くという語源が「傍(はた)を楽にする」であると子供の頃に知り何故か脳裏から離れませんでした。最初は傍=親と考えており後々に親の面倒を見るのが子供としては当たり前という感覚でおりました。しかし、社会人になり傍=同僚となりました。同僚が働きやすい職場に少しでも近づけるように自分が努力することと。そして販売をするようになった時に石橋青果の創業者であった石橋勇氏より、お客さんが儲かって初めて我々仲卸が儲かると何度も聞かされためか、傍=お客さんということも含めるのだと、私の傍という範囲はだんだんと変化しました。今の傍という範囲は家族と社員やお客さんばかりではなく業界であり地域であり日本であり世界でもあるのだと考えるようになりました。皆さんはどうでしょうか?日本や世界というのは確かにちょっと大きすぎる様な気もしますが。(笑)

石橋青果という会社は働く人の会社でありたいと考えています。だからこそ、ここで働く人たちには自分たちがなぜ働くのかということをよく考えて欲しいのです。答えは各々ちがうとおもいますが、仕事をするということは「人を幸福にして自分も幸福になることと」を前提として、今一度考えてください。

石橋青果で働く人たちが、働くことによって知識と知恵、人間としての魅力、そして関わる人からの信頼を得られる様になってくれることを心から望んでいます。

だからこそ凡事徹底ということが本当に大切だと考えています。今年のテーマを確認して皆さん一人一人が自ら成長して欲しいと心より願います。

コロナに負けず、皆で新しい挑戦に向っていきましょう。