会社は何故利益を上げなければならないのか?
1利益を上げて、納税すること
2社員の雇用を守り続けれること
3環境に対応して新しい投資をするため
1についてですが、日本という環境で我々は商売をさせてもらっています。道路や水道そして直接我々が商売をさせてもらっている市場も大きな税金が投入されています。企業がちゃんと納税をしないと日本の社会が豊かになりません。子供たちに豊かな社会を残すためにも会社は利益を上げてしっかりと納税をすることが大切なのです。私も社長になりたての頃は法人税などの支払いがもったいないと思っていました。しかし、少し大きな目を開くと皆がちゃんと納税をすることが明日の豊かな日本を作り、子供たちに良き環境を残せるのだという事がわかってきました。
2について、納税した残りが会社の内部留保として蓄積されます。この内部留保がリーマンショックなどの様な不況が来た時に社員の雇用を守るのです。当社は特にですが、社員がいてこそ会社の存続ができる。その社員が安心して働けるのは、ちょっとした不況では給与の遅配も起きない、職を失うこともない、そんな会社でなければなりません。だから、利益を上げて納税をして内部留保を厚くするという事が大切なのです。
世の中は変化し続けています。5年後10年後を考えると今の仲卸という商売が本当にあるのか?という事が懸念されます。3については、こうした環境の変化に対応するために新しいことに挑戦をしてゆく必要があります。新しいことをするには資金が必要です。勿論すべて自己資本の中で賄えるのであれば問題なのですがそんなに資金が潤沢にある会社は皆無であり、金融機関に借入を頼むという事が多いのです。その時にお金を借りられるかは、しっかりと利益を上げていることが前提条件であり、健全な経営をしていることが大切なのです。
結論として、利益を上げるという事が社員の幸福と将来のやりがいを作り出す元となると共に少し高い目標に挑戦してそれを達成していくことが社員の人間的な成長に必ず役立つと信じています。