今年の桜は10日を過ぎても場所によっては桜吹雪が舞う状態でした。3月中下旬の冷え込みは相当なものだったと思われます。4月中旬は相場が結構高くなりました。今シーズン相場安であったキャベツが2000円以上に跳ね上がった時には少し肝を冷やしましたがここにきてすこし落ち着いて来ております。10連休GWに安定した価格で荷物が集まることを祈るばかりです。皆さんGW、協力し合って何とか乗り切りましょう。
東海神栄電子工業株式会社の田中義人氏よりお話をしていただき大変に学びがあったのでここに記して自らのこれからの生き方の指針にしていこうと思っています。田中氏は大学を出てから直ぐに社長という立場を親から頂いたそうです。バブル崩壊時に会社は窮地に陥り何をやっても上手くいかないという状態の時にイエローハットの鍵山秀三氏に出会ったそうです。掃除をすると会社がよくなるという話を聞き、半信半疑で近所の神社の掃除をし始めたとのこと。神社の前には駄菓子屋があり子供が駄菓子の袋やジュース缶を放ってゴミが散乱している状態だったそうです。それから毎日出社前にゴミを拾い、草むしりを続けていたところ、気が付くと近所の方から協力者が現れられるようになったという事です。協力者により神社の手洗い場所やトイレが建て替えられ皆が綺麗に使用するようになったとのこと。そして、今では神社の敷地に石かこいまででき、社が輝いて見えていますとのこと。掃除は環境を変えるという経験をもって自ら会社で掃除をするようになったとのこと。会社にて掃除をし始めると不良品率は下がり、機械も長持ちをしてコスト減となり収益増につながったという事です。その他に社内の人間関係がとても良好となり掃除を掃除道として田中氏はとらえるようになったとのこと。更に、田中氏より興味深い事例を紹介して頂きました。あの大谷翔平さんがどうして若くして海外でも人格者として受け入れられているのか?大谷さんが花巻東一年生で立てた目標が右側の図になります。花巻東の佐々木監督は、人間性を磨くために必要なのはトイレ等の掃除であるという事を生徒に指導をしていたそうです。大谷は自らの運を引き寄せるために見ず知らずの方が落としたゴミ(運)を拾って歩くということをしていたというのです。(下の図)その行動が彼の五感を磨いたのでしょう。海外メディアにも称賛されるような人間性の形成につながっているという事を田中氏より教えて頂き大変に納得をしました。
当社でも事故が多かった時に皆で車を月一回掃除しました。事務所の掃除もやりましょうと声がけをしていました。社長である自分が自らやることが必要なのだと大変に反省をしております。自分たちがいる場を綺麗にしておくという事は絶対に必要な事です。掃除を一緒にすることによってお互いの人間性を理解し、良い人間関係で生きることができ、良き人間関係が良き人生を生きるという事になります。
掃除道を田中氏より感じ「道」という日本人の良き面の再確認をしました。