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24年11月

 2024年11月6日

 11月に入ったのに日中は半袖で過ごせる日が続き、早朝出勤時に寒さが厳しいという感じは今のところありません。東海地方の山間部は紅葉やっと色づき始めたようです。夏の酷暑により野菜への影響は9月10月に色濃く残り、「例年の平均相場」は大きく変化をするということを肝に銘じておく必要があります。
 10月横山隼也さんが物流部に入社そして今月は名古屋アソートの千坂さんが免許を取得して社員へ移動、竹内則雄君が物流部に入社、また、パートさんの採用も順調にできているので人員としてはある程度揃ってきたと思います。皆が仲良く仕事をしてもらい、お客さんに鮮度ある野菜をタイムリーに届けましょう。
 10月27日は衆議院の選挙でしたが皆さん投票に行きましたか?投票は義務ではなく権利なのです。選挙権は過去に先輩が獲得した貴重な権利であるということをもう一度認識して自分の一票に対して責任をもって欲しいと思います。
自民党が大敗した翌日の28日に高市代議士の講演を聴く機会がありました。彼女は残念ながら石破総理との総裁選では負けましたが講演を伺い素晴らしい方だということはよくわかりました。特に経済政策については日本の事をどうしたらよいかというビジョンを持っており、総裁選に勝利していたらもしかすると日本経済の未来がもっと明るくなるのかもという気持ちにさせてくれました。
 その反面では日本の経済を発展させるだけで国民皆が幸せになるのかなと講演を伺いながら一つの疑問がわいてきました。確かにアメリカや中国に対して日本独自の技術で経済対策をしたとしても国民一人一人が幸せになるのとは少し違うなと。
江戸時代の日本は他国と比べて経済的に劣っていたということですが、家族関係をはじめとして隣近所との関係はとても近く、暖かなものがあったと思います。それは日本国民の皆が豊かではなかったのですが今より幸福感は高かったと思います。
 現代の社会では収入の格差が拡大している時代です。高市さんが目指す経済発展をしたとしても必ずしも国民の大多数が幸せを感じるということはないなと聞きながら感じておりました。何が違うのかなと考えた時に、私を含めて現代人はもらえることが当たり前で自分から与えることはもったいないと考えているのではないか?要するに利他の精神が気薄になってきていると感じるのです。
自分の権利なので利益を独占するのは当たり前という考え方が今の主流になっており大資本は潤ってもそこから中小への分配は進まないのではと感じました。
経済発展を目指すと共に教育のあり方をかえる必要があると思うのです。利己ではなく利他の精神を大切にするような教育が必要だと思うのです。現代の教育は先生が教えたことがどれくらい理解できたかだけで点数を与えています。その子自身の存在を認めてあげ、学業の成果のみでなく色々な側面で理解してあげるような教育が必要だと考えます。それは同級生や関わる人達と一緒に何かを作り上たり助け合って生活できる子供が評価される様な仕組みがいるのではと考えます。
皆が幸せになるためには他人に優しくなれる人をつくる教育がこれから必要だと感じています。経済政策と共に日本の未来を背負って立つ人物をつくるために今の教育あり方を変えてゆくことが必要かなと感じました。