社長のつぶやき 258 2025年3月4日
2月は寒い日が続きました。日本海側で今までにない雪が降ったとニュースでは大変に話題になりました。これからは三寒四温の季節です。体調管理には十分に気を付けてください。この冬は特に雨が少ないのが特徴ですね。太平洋側はほぼ降ることがなく大船渡では山火事まで起こっています。山火事というとアメリカのような乾燥した地域に起こるものだと思っていましたが日本でも同様なことが起るのだと思うと怖いですね。地球が怒っているのだと私は思っています。
相変わらず野菜は高い現状が続いています。入荷はそこそこあるように感じるのですが関東関西の引合いが相当なものがあるために売れていないのに相場が高いという状況が続いています。この高値が生産者の潤いになっていればいいのですが。
2月の名古屋思風塾は「経済の真の目的」というテーマで講義をいただきました。政治家は国民の生命と財産を守り社会秩序と治安の安定の実現が目的である。
経済人は、経済を通して国民の幸せと豊かさの実現に貢献すること。
衣食住を豊かにしてゆくことが経済人には求められると教えていただきました。
そんな中、私も経営者の端くれとして4社の代表をしておりその事業において先ずは関わる人達を豊かにしているのか?また、働いてくれている社員が幸せに、豊かになっているのかという自問自答を繰り返す毎日です。その答えは、売上であったり、社員の方の声に現れるのだと思います。私自身は常に内省の毎日です。
お金は経済の主役ともいえる存在です。世界中の人々は、たくさんのお金を得たいと思っている。もちろんお金よりも大切なものがあることは分かっているもののやはり、生活をしてゆく上で拝金主義にならざるを得ない状況があるのでしょう。
これが資本主義=拝金主義になっている経済の大問題なのだということです。
人口の1%の人が世界の50%の富をもっているといわれています。確かに、努力しそれを実践しているので多くの富を得ることは当たり前なのではと私は思っていますが、思風先生はここが問題なのだと言っています。
お金は御足とも呼ばれて、貯めることは経済を殺すことになると思風先生はいうのです。実際に富豪と呼ばれる方たちにはたくさんの貯蓄があるのだと想像ができます。使うことで生きてくるのがお金であると言われるのです。なるほどですね。
この溜まっているお金が仕事もなくお金を得る手段のない人々に、仕事を通して得られるようにすることが経済人は経済を通して国民の幸せと豊かさの実現に貢献することなのだということです。
逆に助けるためにお金をばらまくことは、その人の人格を否定することにつながるということは共感できます。仕事を出すために貯蓄に回っているお金が世の中に出てくるようになれば経済が循環していくことは容易に想像できますね。
思風先生はこんなことも付け加えました。年収が5000万以下の方は経済を優先するのではなく自らの衣食住を豊かにすることに集中する。それが経済を豊かにすることだと。幸せの根源は自分の欲求を満たすこと。欲求の無い人には幸せは訪れません。我社としては、こんな生活したいなという衣食住の理想を目指し、みんなで協力して働き、稼ぎ、そしてみんなで分配をしてゆきたいですね。