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2024年9月

2024年9月3日

 8月中はずっと酷暑した。35度以下だと暑さが和らいだという感覚は異常としか言えません。台風10号が日本列島近くに10日間も上陸し続けたのは、日本が熱帯化した証明しているのではとしか私は思えてなりません。産業革命以来の気温上昇を止めるべく少し譲り合う精神を皆が持つことが必要だと思います。
 この台風は各地に大雨の被害をもたらしました。被害にあわれた方に心よりお見舞いを申し上げます。各産地の詳しい被害状況はわかっておりませんが台風が明けた翌日は潤沢に荷物が入荷したように感じます。昨年のように高温の被害が出てこないことを祈るばかりです。
 ゴローさんが今月から当社の仲間になってくれました。彼自身は青果物の取り扱いには大変なれているのでこれからの活躍を期待しています。
 会社で働く人が増えていくことはとても嬉しいことです。人には個性があり、同じような考え方に見えても違うところも沢山あるものです。会社では、「幸福を届けます」という理念の下皆が同じ方向に向かって仕事をして欲しいと思っています。しかし、各々の個性は共感という感情ばかりではなく、反発という感情も生まれます。人間が面白いなと思うのは、心根では皆仲良くしたいと思っているのに、ちょっとした考え方の違いや行動の違いによってあの人とは一緒にいたくないということを耳にします。まあ、記している私も勿論同様ですが。
 仕事をする上では、やることはやっていますから、そうしたすれ違いを無視していても問題ないでしょという方もいますが、私はそうは考えていません。お互いに心が通じ合って仕事をすることはとても気持ちがよく仕事ができますし、お客さんにもより良いサービスができると考えます。気持ちよく仕事ができるとたとえ体は疲労しても心が達成感とか満足感など感じることにつながります。逆に気が合わない者同士が仕事をするとほとんど成果を上げられていないのに肉体的にも精神的に互いに疲労を感じるという結果になるのでしょう。
 人間同士なのでみんなが皆仲良くできる訳がないという考え方を一度捨ててみるといいと思うのです。心根では皆仲良くしたいと思っているのはだれしも戦争を望んでいないということが証明しています。生死をかけて争っても失うものは多くても得るものはほんの一部の人間が握ってしまうのは歴史が証明しているのです。
 ならば、誰とでも仲良くできるという考え方でこれからを生きると決めたらいい。それが、自らの成長になると考えてみて下さい。違ったものを受け入れる力はそれ自体が自己成長だと思います。あの人は自分とは考え方が違うという事は、自分と違うものを持っているという風に考えてみたらどうでしょうか?あいつと一緒に行動をするのは嫌だというは、自分に何か改善すべき点がありその方法が見いだせる可能性があると考えてみてはどうでしょうか?
 人が増えると確かにトラブルが出てくるのは当たり前です。個性と個性がぶつかり合うからこそ互いが磨かれてくるのでありそこから逃げてはいけない。会社では同じ方向にむかう中で一人一人が意見を出し合い、互いの意見を否定するのではなく、互いの考え方を成長させ合うことがとても必要だと思うのです。