2024年10月4日
10月に入ってやっと夜温が下がりましたが、まだ蒸し暑くて眠れない日があり、日中33度越えは今まで経験したことのない天候です。コロナ禍から生活様式が随分変わりましたが、天候まで変わってしまったようです。
昨年同様にお盆前そしてお盆明けの相場は高くなくそれに合わせて見積もりをせざるを得ない状況ですが予想した価格よりも異常に高くなるのが9月です。例年の相場という価格はもう無くなったと思ってよいようです。ここも古い認識を新たにしなくてはなりません。
先月の思風塾のテーマは、「教育の本道」でした。色々な価値が変化をしてゆきますがこの教育の本道は原点であり、変えるべきではないと考えます。
現在の学校教育は先生が教えたことをどれくらい生徒が理解したかを試験の点数で評価するというものであり、点数の取れなかった生徒は「できない子」という烙印を押します。その生徒は劣等感にさいなまれています。これは教育の本道から外れているのです。先生は生徒に理解をさせようとしていない。理解できないのは先生の教え方が生徒にあっていない、もしくは教え方が悪いということなので先生は反省すべきなのです。学校教育のあり方は変化する必要があるようです。
教育の本道は、知育のみを押し付けるのではなく人間らしい人間をつくるということです。人間らしい人間とは他人に対して愛情のある、心をもった人間を育てるということです。色々な体験をしてそこから学んだ気づき、真実をもとに世の中の事を知り、人間としての実力を高めることが必要であるということです。
その為にも家庭教育が重要になります。親の背中を見て子は育ちます。子供を学校で教育するというよりも家庭を中心に教育することが必要なのです。だからこそ親の教育の考え方がとても重要になります。心しておくことは教えることが育てることを上回らないようにすること。教え過ぎることは子供を支配することにつながります。教えることは手段であるといことを肝に銘じて、子供が自発的に学ぶようにすることが大切なのです。
子供はいろんなものに興味を持ちます。耳があるので「聞きたい」目があるので「見たい」足があるので「動きたい」頭があるので「知りたい」と思っているのです。その中で経験し自分の可能性を高めてゆくのです。子供の欲求を伸ばし続けることは奇跡と思えるような可能性を見出すことにつながってくるのです。
教育の本道は自分らしい自分をつくることを目的に教える側と教えられる側に分かれて教育をするのではなく自分で自分を教育することを教えるということです。
社員教育においては、本来の経済活動はお金儲けだけにあらず、経済活動を通して人格が磨かれることが必要なのです。そして、会社での活動が家庭を壊すことがあっては本末転倒なのです。仕事の側面を磨くことも大切なのですが人間の側面も磨くことが必要なのです。親の背中を見て子は育つように企業は先輩社員の背中を見て後輩社員は育ちます。子育て同様に、基本動作は教えますが後輩社員が自ら育つように手助けをすることが大切なのです。