12月に入り急に寒くなりました。その影響なのかインフルエンザやコロナが巷では流行しているようです。手洗いうがいはこまめに励行してください。11月中旬から相場が落ち着きキャベツ大根白菜は大変にお値打ち価格になってきました。ただし、玉ねぎは年末にかけて急騰するようです。夏の酷暑の影響がこんなところに現れてくるのは長い間仲卸をしていますが初めてです。便利さと引き換えに我々は大切なものを失っている気がします。20年近く感性論を学んできて、先月は、初めて「職業とは何か」というテーマで拝聴をしました。その内容に大変に感銘をしましたので今月のつぶやきはこのテーマで記します。
我々は社会の中で生きています。自分が幸せになろうとすると他人を不幸にする構造になっているのが今の世の中です。その結果、貧富の差が大きくなっています。そこで我々が考えなければならないのが「お互いに役に立ちあう」、言い換えると相手の事を考えながら社会で生きていくことが必要だということです。思風先生曰く、職業の定義は「人を幸せにすることにより自分も幸せになる活動」ということであり、職業が我々の生きる社会の好循環を生み出し続けるのだということです。我々が職業を全うすることにより、社会全体が豊かになるということです。募金やボランティア活動が社会を豊かにすることは間違いのないことだと思いますがそれ以上に我々が職業に打ち込むことが世の中への最大の奉仕なのだということを今一度我々は自覚することが大切です。
生活をしてゆく上でお金は必要なものです。しかし、働く目的をお金にすると、自分が儲ける為に相手を踏み台にすることになります。それは皆が豊かになる社会を創ることにはなりません。職業=働くことにより関わる人とともに豊かな人間関係をつくることにより自分の人間性の成長と共に能力が開花してゆくのだと思います。職業が人を磨いていくと言っても過言ではないと思います。人を幸せにするというのはとても難しいことです。相手の事を考えて仕事をして利益を得ることは大変に難しいことです。難しさからといって自分はできないとあきらめてしまっては、成長はありません。出てくる難問に逃げることなくぶつかっていくことで我々は成長をすることが出来ます。ある意味ではここが仕事の醍醐味といえると思います。仕事の付き合いの中で苦手な人とも良き人間関係をつくる努力をします。仕事をすること自体が社会を生き抜く力になってゆき更に人間として成長をしてゆくのです。その為にも我々はプロとしてお客さんに流石と言わせるような仕事をしなくてはなりません。その結果としてお客さんから利益をいただけるのです。他者に最大の満足を与え、他者から最大の信頼を得ることこれが職業の目的なのです。
今年も残り少なくなりました。繁忙期になりますが今年一年を振り返る時間を作ってください。反省すべき点を洗い出し目標とのギャップを新なる年の改善点にしてほしい。「会話で一丸」と今年のテーマに掲げ会話を増やしてきました。でも、まだまだ足らないなと私自身は反省しています。これからも皆で話し合って活き生き楽しく働ける会社を作っていきたいと思います。寒くなりますが体調管理には十分に配慮してこの年末年始をみんな一丸となり乗り切りましょう。