ウクライナとロシアの戦争が早期に集結することを心より祈り、世界のみんなが争うのではなくお互いに高め合うような世の中になってくれることを期待します。
世界的にもウィズコロナとなり、社会生活はコロナ前の様に人が集まることができるようになってきました。これにより昨年よりは経済活動が活発化しております。しかし、コロナ前に社会全体が戻ることはないと思われます。仕事においては、オンラインでの商談が日常茶飯事となりビジネスでの移動が最小限になってきております。これによりビジネスユースでの飛行機と新幹線の売上は早期には回復することはないのでしょう。減少する見込みもあれば増加するのはオンラインやECサイトの開発ならびに自動運転などのAI分野は大きく伸びていくと予測されます。将来的には、飲食店での注文がタブレットからAI搭載の画面に向かって我々は注文する日も遠くないと感じています。
食品を中心にいろいろな物が昨年は何度も値上げがされることが話題になりました。コロナによりストップしていた供給が間に合わず需要とのバランスで値上がりしているという人もいます。もしこの説が正しければ原油などの生産量がコロナ前と同様になった時にはまた日本は値下げをして元の値段に近づくことになるのでしょう。私はそのようにはならないと考えております。日本はリーマンショック後コストダウンをし続けたために、住みやすい国ではあるけれど成長のない国となってしまいました。アイフォンの部品では日本製品が半数以上使われていると聞きました。しかし、韓国製2割、アメリカ製1割の部品点数に比べ日本製の全体の部品価格は1割以下だと聞きました。部品点数は半分以上でも価格は1割しかないアメリカ製に大きく負けているのです。日本政府は、コストダウンから開発そして付加価値のつくものを奨励していくと考えます。そして、人件費アップを目指しコロナ前の社会にも戻らず成長産業を育ててゆく方針だと考えます。 その中で1次産業である農業が生産の省人化がどのように進んでいくかが流通現場にいる我々の課題だと思います。大手自動車メーカーが農業分野にも触手を伸ばしていると聞いています。その動向を注意深く見ていくことが必要であると考えています。
もう一つの課題として働き手の問題があります。2022年出生数が80万人を切ったというニュースは20年後、現在の採用母集団が3/4になるということを示しています。現在の求人難に加えてこれから将来の担い手の採用はもっと厳しくなるということです。22年度は大切な仲間たちが離職していきました。本当に残念でなりません。私は、働く皆が成長することができる会社を作りたいと考えてきましたが、もう一つ楽しく働けるというキーワードを加えていく必要があると考えています。
トラブルや問題はなくならない、なぜならば人間がやることだから。しかし、トラブルや問題を解決していかなくてはなりません。このテーマを今年度は皆で話し合って解決していきたいと考えています。「会話で一丸」を今年のテーマとして掲げました。今日明日の問題から100年勝ち残る企業への問題とたくさんの課題問題が山積です。若手ベテランとみんなが知恵を出し具体的に挑戦できる答えを出して行動に移していきたいと思います。
市場事業部の担当者変更は、わくわく・ドキドキ感満載です。外食事業部はお客さんの省人化、新しい接客、サービスに我々がどのように関わっていけるのか。そして、ベジドラ事業を確実に収益をアップさせていくために他部門と共にどのように協力していくか?総務、物流と共に今年一年、毎日を大切に積み重ねていきます