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2022年7月

今年の梅雨は短く6月中に明けてしまいました。逆に水不足が大きな問題になりそうです。酷暑というのはここ近年聞かれる言葉ですが梅雨が明けてからの気温上昇は体験した事のない次元です。我々一人一人が地球に優しくならないと孫子の代にはこの地球がもっと熱くなっているのでしょう。ウィズコロナとなり経済が周りはじめました。夏野菜が昨年、一昨年とは異なり安値にはなりません。やっと生産者がある程度の手取りが取れる状態になったのだと思います。当社としても居酒屋業態の顧客も多いのでこのまま経済が活性化してくれることを望むばかりです。

過日、DMPの早矢仕さんに樺澤紫苑著「THE TREE HAPPINESS」を紹介いただきました。この本はそれを精神科医である樺澤氏が科学的に幸せを感じる時に分泌される脳内物質と関連付けをしながら幸福に暮らすためにどういう考え方行動をしたらよいかが記されています。これから皆が幸福に暮らすためには自らの幸せの定義と共に自らの生き様に合致する考え方を明確にする必要があり少しでも参考になればと思いここに記します。

人間は幸福を感じると脳内物質を色々分泌するそうです。アドレナリンという物質名を聞いたことがあると思いますがこれも脳内物質の一つです。

その脳内物質が分泌される種類により右の図の様にキャプチャ

健康、つながり、達成感と積みあがっていくということです。お金さえあれば幸福になれると考えがちですがこのドーパミン的な幸福は一時的なものであり、仮にお金が思い通りに手に入った次の瞬間から更に多くのお金が欲しくなるという、無限ループの欲求に駆られてゆき、その行先は決して幸福にはたどりつかないと言います。人間の幸せは先ず、心と体の健康があり、この部分が三角の底辺を支えるように大きくなければなりません。しかし、健康である幸福は感じろと言っても中々有難いこと気づけない。ありのままを幸福と感じる感性が必要です。健康である人は次に人とのつながりを幸福と感じます。家庭・職場での良き人間関係は少しぐらいのトラブルを吹っ飛ばすことは皆さんも体験済みでは。健康とつながりを感じる時に分泌されるのがセレトニンとオキシトシンという脳内物質だということです。簡単に言うと人は幸福になろうと思ったら成功だとかお金だけをとりにいっても達成されないということです。健康である今に感謝ができ、関わる仲間の中に友達がいる状態があり、その土台の上に成功やお金を得た時初めて幸福という状態が長続きするということです。

幸福を届けますという理念を掲げ20年が経ちます。当社で掲げる幸福というのは、1健康で働ける2必要なお金がある3やりたいことが出来る4互いが仲間でありライバルという関係が築ける、この4つを定義しています。最近皆さんと会社の根本的な考え方を語りあっていないなと感じています。会社は確かに利益を上げる無ければなりませんが、何の為に利益を上げるのか?私は働く人の為にこの会社があると思っていますが、働く人たちがそのことに共感してもらえなければ幸福は届かないかも!