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2022年6月

今年も一年の半分が過ぎようとしてます。原油の高騰ならびに食品の値上げが家庭に深刻な影響を与えると思われます。ロシア、ウクライナの戦争についてニュースを見るたびに、戦争の早期終結に向け何とかならんものかと祈ることしかできません。平和で皆が仲良く暮らし子供たちに明るい世界をみせてあげたいですね。

経済が動き出すと野菜の価格も底値というわけにはいきません。コロナ禍なら野菜全般の値上がりも即下がったと思いますが、引き合いがあるのでしょう、入荷も増えず価格も高値安定です。ジャガイモは値ごろ感のある価格帯になりましたが玉ねぎの値下がりは北海道産が出荷されるまで見込めないとのこと、中国産が入ってこないということがこんなにも影響をするのだと痛感しています。全世界がいろいろな所でつながっている証拠ですね。日本は経済を活性化させていて所得増加をしてゆかなければ国際社会から取り残されてしまいます。

コロナ禍の影響なのか日本人が進化しているのか?いろいろなことが変わっていくと感じています。SNSの活用があらゆる世代に受け入れられているのもその一つですね。トランスジェンダーという話題は過去では考えられないような形でマスコミ等でも扱うようになりました。これは一人一人の人間としての尊厳を尊重するということだと思います。どうしたら幸福になれるのか?どういう風に生きたら人は幸福なのか?家柄とか性別とか関わりなく個々の人間としての考え方が認められつつあると感じています。

自らがどんな生き方をしたいのか?私事ですが、多感な若かりし頃は自分自身に無限の可能性を信じていました。しかし、ある程度の年を重ねてから世の中の常識という物が見えるようになるにつれ、皆と同じようにすることがいいのではと考えていたと思います。違った側面から考えると自分の能力の限界を感じたということも言えるかも。まぁこれは私の一例ですが、石橋青果に入りこの青果業が天職だと思えるようになり先代の言う、「お客さんが儲かってから我々が儲かる様になるんだ」という言葉が段々身に染みるようになってきて、石橋青果で働く皆が幸福になり人間的にも大きくなって欲しいと心から願うようになりました。

20世紀は宗教観だとか過去から引き継がれてきたしがらみによる人生観という物が前提にありこうしなければ幸福になれないよと言われていたような気がします。しかし、21世紀に入ってから先ほども記したように個々の考え方が尊重されるようになってきたと思います。これは、とてもいいことだと思います。人間そのものを尊重してお互いが仲良く生きる。こうした考えは全人類が持っている基本的な考え方だと思います。人種差別、ヘイトクレーム、ジェンダー、こうした問題がなくなっていくことがこうした戦争をなくしていく一つの課題だと考えられるようになりました。

当社としては、もっともっと開かれた組織にしていく必要があると考えます。果敢に挑戦する人が賞賛を得ることが出来る会社にすること。言われたことはやりますでは賞賛を得られない組織にしたい。鮮度ある野菜をタイムリーに価値ある価格でお届けしますという方針の下、管理する側とされる側という関係ではなく一人一人が考えて動くことができる会社に、もっともっとしてゆきたいです。