新入生には少し寂しかったかもしれませんが入学式に校庭の桜はほぼ散っていたと思います。今年の桜は平年より1週間程度早かったとのこと、農作物も前進出荷なのかもしれません。4月に入っても大根、キャベツなどの露地野菜は安値で推移しています。3月は卒業式があり別れの時期と言われています、11年間務めてくれた三輪君が経営者という道を選択しました。全くの新しい分野での仕事になりますが三輪君自身の成長を心より祈ります。4月からは古賀健一さんが社員となり物流部で活躍をしてくれることになりました。また、中部大学卒の佐藤君と服部君の2名が新卒採用で入社しました。3人が石橋青果での生活や仕事で早くなじむように周りの皆さんもどうか心遣いをしてください。
4月5日から佐藤君服部君をDMPの4泊5日の新入社員研修へ派遣をしました。激励と共に彼らの決意を聴く機会に立ち会ってきました。2名とも一所懸命にこの研修に向き合っており、立派な社会人へ変化しようといい顔をしていました。基本的な行動である、命令に対する復唱、メモ、報告連絡相談などを研修から帰ってきてもずっと続けて欲しいものです。DMP研修を体験した人は分かると思いますが、大きく力強い声で(DMPでは言力と言います)話すと相手には伝わり易くなります。コミュニケーションは感情と共に相手にこちらの言うことを正確に伝えることが必要になります。研修に立ち会い、言葉の使い方、話し方、話す内容の要点をしっかりまとめることはとても大切だなと私自身も再確認をしました。
昨今、コミュニケーションツールとしてSNSが若者の間では主体となり文字だけで対話をしています。対面での対話では声の大きさや速さそして強弱で感じる感情がSNSでは表すことが難しいのではと思います。多分送信した側には負の感情がない言葉でも受け取った側からすると怒りだとか恐怖などを感じるからSNS上でいじめなどにつながることがあると想像します。会議や忘年会などの案内を連絡するだけならSNSでも全く問題がないのでしょうが、お互いの意志の疎通をする時にはSNSという手段が最適であるとは思えません。元々、言葉はとても曖昧です。赤色と黄色というとその範囲は概ねみんな同じ位だと思うのですが、橙色という言葉を聞いた時に赤色に寄った橙色を思い浮かべる人と黄色に寄った橙色を思い浮かべる人と違ってくると思います。このように言葉は完璧にそのものを表すものではなく、人によって感覚的に変わるといことを知っていて使わなくてはなりません。社内にて皆で話をする時には物事の定義をしっかりと決めておくことが必要です。それはこうした言葉自体が曖昧であるがためです。
今月より新しい年度に入りました。コロナ禍で中々計画通りに仕事できず苦しい思いをしております。しかし、今年のテーマ「凡事超徹底」を心がけて仕事をしてください。コロナ禍で一人一人が当たり前の事があたり前にできるようになることが石橋青果を強い会社にしてゆくと信じております。元気な挨拶・相手を思いやる・謙虚に謝罪・5Sそして報告・連絡・相談・確認を皆が実践してゆくことを望みます。
磨くのは自分自身、本当の敵は自分の心の中にいるだからこそ理想をしっかり掲げて明日の自分を作ることを心がけてください。今年度もよろしくお願いします。