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2020年12月

市場の中は大根キャベツ白菜など路地作、秋冬野菜で一杯です。今年は本州には台風が当たりませんでした。また、10月11月と大変に気候の良い日が続き各産地の野菜たちがすくすくと育ち豊作であり、それに加えてコロナ禍で加工用の需要が伸び悩んでいます。その様な状態ですから価格は底値をはいつくばり地方市場との乱売合戦を演じる様な日々が続いています。我々も大変ですが生産者の方の手取りはとても少なくなったと思います。食品ロスの問題が取りただされている中ですが、今年は圃場廃棄もやむなしという状態であり、生産者にとっては受難となりそうです。

今年を振返えると新型コロナウィルス振り回され、気が付くと武漢で発生してからはや一年が経ってしまいました。夏になれば感染はしなくなるなどと私自身、たかをくくっていましたがこれからワクチンや薬ができるまでの間は感染が高まったり下がったりの繰り返しが続くのでしょう。その繰り返しの山はもしかすると来年大きくなるのかもしれません。オリンピックがどうやら開催されるようです。菅総理大臣としても悩ましい限りなのだと思います。選手からすれば自らの能力を世界中の選手と高めあいたいという気持ちがあり、ましてや日本開催ですから日本選手の思い入れは大きなものがあると思います。一方で他国の人たちがほぼ無差別で来日し観光をするということなので受け入れる我々日本人は、感染の恐怖がないわけではありません。政治判断を求められ開催すればある程度の経済効果が見込めますがその反面で感染リスクは高まることは間違いの無いことです。いずれにせよ各業界、地域色々なところで賛否両論の議論が展開されるのでしょう。このように来年はコロナと共にオリンピックの開催の有無などと環境の変化が激しい年となりそうです。しかし、今まで過ごした一年という時間も来年という一年の時間もほぼ同じ時間であります。12月は一年の締めくくりと言われるようにこんな変化が激しそうな一年だからこそ今年をしっかりと総括をして欲しいと思います。その上で来年を自分にとってどんな年していこうと考えて欲しいと思います。

私自身「礎の再構築」と年初に掲げました。AIや自動運転の先駆けの時代であると予測し、2030年100億円企業という新たな目標を掲げました。その為に先輩が後輩を育てる風土を構築してゆくという考えで新しい人事制度の開始をはじめました。しかし、思い通りには物事は運びませんね。残念ながら離職が続き、心が張り裂ける思いを味わうことになりました。実際には現場を預かる皆さんには大変に苦労を掛けました。しかし、成長支援制度は12月23日で3回行われ、成長シートなども各自にブラッシュアップされてきています。コロナ禍の環境の中計画を遂行することはできていませんが、皆が協力をしてお客さんの為に仕事をするということは深まっている様に思います。

残す所は2週間、年末年始の追い込みでとても多用になると思いますが少しの時間でも今年を振返り反省をしてください。良かったことはなぜ良かったのか?悪かったことは何故悪かったのか?その上で自分自身の人生が今年より良くなる様に2021年に向けて目標を定めて準備をして欲しいと思います。人類は絶対にコロナには勝てます。それは過去の歴史が示しており、人間は進化し続けているのが証拠です。