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平成29年11月

10月に上陸した20号と21号台風は農産物には大きく影響をしています。レタス類を筆頭として、胡瓜などの果菜類、また、にらなどの小野菜が11月に入り品薄となり、お客様には大変にご迷惑をおかけしました。台所を預かる奥さんは大変だったと思います。これから少し相場が冷えて、沢山の野菜を食べてもらうことを祈るばかりです。

30年以上前に、バックトゥザフューチャーという映画がありました。私はこの映画が好きで録画したものを何度も見ました。2作目は未来へ主人公が行き、アメリカが暗黒の時代に向かってゆくのを救うというストーリです。噂ではトランプさんをモデルとし暗黒時代を描いたとのこと。そのトランプさんが大統領となりましたので大変に驚きですが、暗黒のアメリカにならないことを祈るばかりです。その映画の中で描かれている未来の世界は、帰宅すると勝手にテレビのスイッチが入り、パソコンが人の問いに答え、車が空を飛ぶというものでした。最近、AI(人工知能)やIot(モノのインターネット)などという言葉をよく耳にします。驚きですが、映画に描かれた想像の世界が現実に起こっているように感じます。車の自動運転はもう現実のものであり、そして家電などを外出先からスマフォで操作することは可能になっています。この技術を総じて第3次産業革命(人によっては第4次産業革命)が起こっていると言われています。政府は日本の人口減少をこのAIやIotの技術を使って、不足している労働人口を補ってゆくという政策を練っているようです。昨今は現実にトラックドライバーが不足しています。しかし、高速道路を走るトラックが自動運転によって無人化することは今ではそんなに難し技術ではないような気がします。高速道路を走るあの沢山の大型トラックが無人化になれば相当に未来の労働不足解消にもつながると私は考えます。また、高速道路が全ての車において自動運転にしたら事故や渋滞もなくなると予測されます。まさにバックトゥザフューチャーという映画が現実になってくるのかなと。AIやIotが世の中を変えてゆくことは間違いの無いことであり、我々も受け入れてゆかなければ他の業界にとって代わられるそんな時代がすぐそこに来ているような気がします。また、少子高齢化というのが叫ばれてもう20年になります。その高齢化は身近なところで可視化されています。先日、土曜日正午近くに神沢駅から名駅方面に向かう為に地下鉄に乗車しました。私の上の年代の方々が8割乗車、若者と言われる様な方が2割乗車しています。30年前を思い出すと中高年と若者の乗車している割合は逆転していたと思います。当時私も若い部類に属しており、地下鉄を我が物顔で占領して、年齢の高い方からずいぶん注意を受けたように思います。団塊の世代が2015年で65歳となり2025年には75歳以上になり国民の三分の一が65歳以上になる超高齢化国家になります。少子化は言うまでもなく、我々が成人した時と比べて現在、成人を迎える人口は半分になっています。一組の夫婦から2人以上の子供が生まれないと日本の人口はどんどん減ってゆきますが、現在の出生率は1.44人。政府も懸命に少子化対策を打っていますが、女性の社会進出が求められるこの世の中で出生率を上げることは大変に難しいことだと想像します。。

何故この様な話題を取り上げているのか?次年度からの計画を策定する時期になりました。誰も未来を正確に予測することはできません。しかし、だからと言って見なくては石橋青果の未来がなくなります。社会の中で生かされる会社になるためにまず、社会で何が起こっているのかを知る必要があります。未来を見る努力必要ですね。