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平成27年9月

関東東北豪雨にて被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
自然の持つ力の大きさをまざまざと感じざるを得ない出来事です。
東海豪雨の時に天白川が決壊したということを想像するのと
同じことが今回関東と東北で起きたということなのでしょう。
大変な恐怖を感じます。

今年は雨の多い9月でした。
8月のこのつぶやきには、酷暑でありお盆明けに
通常の気温に戻ったと記しました。
8月後半から9月に入り例年とは異なり
30度を超える日がなく夜には肌寒さを
感じるこの頃となりました。
涼しいのは働きやすいのでとても有り難いのですが、
雨が多いこともあり秋冬産地への影響がとても心配です。

 残念ながらお盆明けに社員さんから
突然の申し出があり9月15日付で退社となりました。
会社で働くということは、一つの社会集団を作る
ということであり皆が100%満足する
働き方、休み方、仕事の進め方はあり得ないとは解っています。
でも、少しでも不満を減らし、
石橋青果は働く人のものであり、
働く人の成長と満足を得るための
フォーマットであると考えておりますので
やはり、こうした退社はとても心苦しいものがあります。

 環境は常に変化をしております。
実際、高齢化と人口減は始まり、
都市部ではあまり感じないとは思いますが、
地方では買い物に困る人々がたくさんいる様子です。

この環境に対して会社というものは
変化をしてゆかなくてはなりません。
変化に対応また適応することが
いち早くできるのは、年齢の若い人たちだと思います。
だからこそ、会社には若い力が必要であり、
若い人の意見を潰すのではなく
うまく活用した会社は伸びているのだと思います。

古池に淀んだ水は徐々に腐っていきます。
でも、常に循環している池はいきいきとして、
魚をはじめ沢山の生き物が活動できる場所となります。

 大企業は数千人という人材を採用しています。
採用した人たちを教育して適材適所に配置、
その人達が切磋琢磨、競争することで会社が磨かれています。

あえて実名だすと東芝の様に
組織を守ろうとする力が働くと全く違った方向に行きますが、
新しい人材が会社を活性化していることは間違いのないことなのです。

しかし、零細企業は若い力を採用し育て続けるという考え方が乏しく、
どうしても同じ人間が同じ仕事を繰り返し、
それが10年20年の単位になってしまいます。

確かにこの長年の経験が、レベルアップしてさらなる磨かれた技術、
サービスを生み出すことも間違いのないことです。

でも、環境の変化に対応できないということに
つながり易いのも確かなのです。

また、会社は通常の業務は繰り返しの
ルーティン作業が主になります。
このルーティンがミスをなくし、
かつ効率的に行うことで低コストを生み出しています。

しかし、更に重要なのはその他に会社は、
新しい事業を創り出していかなくてはなりません。
こうした発想は、はやり新しい考え方と
既存に蓄積されたノウハウが出会った時に
生まれてくるのだと考えます。

こうした考え方から会社という社会は、
新しい人材を受け入れていくことがとても大切であると思います。

当社を振り返りますと、
若い力を採用してまいりました。

でも、本当の意味でその能力を
生かし切っているかは疑問な点が多々あります。

私が猛省すべき点です。

現在、新卒採用と中途採用を行っております。
作業中心になっている仕事を変えるために採用を行っています。
優秀な人財を採用して、
皆さんが変化成長しなくてはいけないと思えるような
そんな会社にしていきます。

そして、100年勝ち残れる会社を築いていきたいと思います。

なんか小難しく記してしまいましたが、
当社は人の力が会社を動かしていることは
間違いのないことです。

みんなが成長して会社を変えてゆくそして、
物心ともに幸福になる会社を作っていきましょう。