12月に入り寒さが増して参りました。
ご家庭の皆さんにおかれましては風邪などひかず
、元気に毎日を重ねていらっしゃると存じます。
12月は師も気ぜわしく走り回る月だから師走と言うそうですが、
市場の様子はとてもそんな感じではなく閑散としています。
本当に正月がくるのだろうかと思うぐらいです。
八百屋さんは歩いていないし、
スーパーさんからの注文もさびしい。
食生活が変化しているのは判るけど野菜を食べずに一体何を食べているのだろう?
八百屋だから勝手にこんな風に考えるのかもしれません。
健康ブームと巷では言っていますが、
野菜の個人の消費量を調べたら軒並み減っていました。
1982年から2006年までのデータがあり品目によりますが
20%~40%減少しています、
外食産業の売上は29兆円から5兆円も下がっていると
言うことなので来期からの中長期計画には野菜離れを含め、
食の消費動向の変化を盛り込んでいく必要があると考えます。
今年1年を振り返りますと、大きなのが東北大震災と
それにまつわる福島の原発のことがあります。
今回被災した方々には心よりお悔みを申しあげると共に、
より早い復興をお祈りいたします。
我々の業界では放射能汚染の問題が尾を引いております。
福島産農産物は名古屋にはあまり入荷しませんが
大消費地である関東圏を支える産地であります。
これからも、福島産生産物の影響は関東地方だけでなく
日本全国の相場に影響をおよぼしてゆくのでしょう。
実際に福島の農産物の安全が確認できないと言う事で
生産者はもとより卸小売そして消費者と右往左往しております。
今までに扱ったことが無く、
放射能と言う見えないものなのでこれからも
数年は揺れ動いてゆくのだろうと思います。
第3次補正予算の執行と共に
新たなる豊かな日本の未来を作り上げてゆくために、
我々も応援してゆきましょう。
また、良かったこととして、なでしこジャパンは
日本に金メダルをもたらし、ドラゴンズが連覇をしたことは
我々にとってはとても楽しい思い出を作ってくれました。
会社を振り返ると、4月から小倉君そして古川さん
6月からは坂井君という若い力が加入して、大変活気があふれてきました。
今年の忘年会のパワーはとても素晴らしかったですね。
この力をお客さんに向けて言ってくれればと思っています。
事務所の机を円卓に変更して、
各社員の対話は随分増え、特に市場事業部と外食事業部の垣根は
随分低くなったと感じています。
今年のテーマは「知を結集、変化が常」として、
1、「在庫の圧縮」
2、「作業時間の短縮と労働改善」
3、「経費を圧縮し賃金改善」
4、「ミスクレーム“ZERO”」
を皆の知恵を結集して変化していこうと言うものでした。
2と3については結構大きな成果をあげたと思っています。
しかし、1と4については昨年から改善されたとは言えず
これからもなんとか施策を打ってゆかねばなりません。
もとより、知の結集という部分が上手く吸い上げられなかったと反省をしております。
毎年同じことを言っていますが、平成23年と24年は時間的には
何も大きな違いはありませんが、この新年の区切りに
過去の自分を反省し良い所はもっと良くしてゆき改善すべき所は
改善をしてゆくことが大切だと考えます。
人生を木の年輪に例えるとこの大晦日から新年と言う時間の経過が
年輪になって表れてゆくのだと思います。
豊かな人生にする為にしっかりと自分を見つめ直して頂きたいと思います。
今年一年本当にありがとうございました。