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平成21年6月

いよいよ初夏!?梅雨に入ったと聞きましたが、降るのは夕立のような雨ばかりで
シトシトと降る梅雨の雨と言うイメージがありません。
これもやはり温暖化の影響なのでしょう。
十数年後には、北海道が四季を通して作物が出来るようになるのでしょうね。
そして、北海道の名物がサツマイモの焼酎になるのも近い将来なのでしょう。
バランスと言うものを壊してはならないと言うことなのでしょう。

最近は、インフルエンザが世界中を騒がしています。
今年の秋からは日本も本格化するのでしょう。
豚インフルエンザが突然変異したようです。
そのために世界中に病原菌が広がっています。
マスクをして予防する姿はとても滑稽に感じられている方も多いと思います。
その理由として余りにも過敏すぎるからでしょう。
マスク、手洗い、うがいの励行!は、自分の体に病原菌を入れない努力をするという理由からだと思います。
それはそれでいいとは思うのですが、最近、私自身が感じる違和感があります。
菌と言う物に日本国民が皆、とても悪いものだと感じているということです。
インフルエンザ菌、大腸菌、黄色ブドウ球菌などなど・・・
でも、納豆菌、ビフィズス菌、菌茸類の菌はどうなのでしょうか?
亡くなった葉室老師は、「自然界に不必要なものは何もない。」と言っておられます。
人間に悪いと言われるもの?も、どこの世界かは判りませんが絶対に必要としている所?があるはずです。

人間に必要がなくても植物の世界に必要があるのかもしれない。
菌と言うだけで現代人は(日本人だけかも)蔑視します。
その証拠に抗菌と書かれた商品が少し高くてもよく売れています。
ここに私は違和感があります。
ある生産者の方から聞いたのですが生まれたすぐの子供に水田の土を舐めさせると
その子はとても丈夫に育つというのです。
母乳で育つ赤ちゃんの体に入った水田の土の雑菌は、
抗体を作るということらしいのです。
毒には毒で対応するではないですが、抗体が免疫を作りその子はとても丈夫になるのでしょう。
菌と言うのは必要なものなのであると私は考えます。
昔我々が地面に落とした“かっぱえびせん”を3秒ルールで食べていたのには
それはそれでお腹にちょうど良い?ということなのでしょう。

そもそも人間には自然の治癒力が備わっています。
カッターの刃で私自身手を切っても1週間もすればカサブタとなり治ってしまいます。
自分の体が自分を治します。

医者が患者を治すことなどできない、治すのは自分自身の体が治すのだと
いろいろな本には書かれています。
成程な!と思います。
その方が理に合っているような気がします。
これは、自然の摂理であり、原理原則なのでしょう。

菌を殺すと自然界のバランスが壊れます。
自然界のバランスが壊れると言うことは我々人類の生態系が壊れてゆくのでしょう。
「自然の秩序の中で人間は生きよ!」
豚インフルエンザはこのことを我々に啓示しているような気がしてなりません

決してインフルエンザが蔓延することをよしとしいてはいませんので、そこはお含みおきください。