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平成19年7月

中越沖地震の被害にあわれた方に心よりお見舞い申し上げます。
早く梅雨が明けないかな?と皆が思っているのでしょうね。
気象庁によると今年は2か月分の雨を降らせたとのこと
8月に干ばつにならないと良いのですが。

 今月中国へ出張してきましたのでその報告をしますね。
2年振りとなる今回のチンタオ、1年後にオリンピックを控え街がだんだん綺麗になってゆきます。
多分市民の意識が変わっていくのでしょうね。
タバコの吸殻などのごみが少ないように思われますし、
なんと言っても公衆トイレの臭いが余り臭わなくなっていました。

国家的イベントは、経済効果だけではなく国民の意識も変えてゆくのでしょうね。
日本においての東京オリンピックと言うものが
高度成長と共に日本人の色々な面の意識を変えたのだろうと今更に感じます。

 ここ数ヶ月マスコミによって中国農産物が好ましくないと言う報道がされております。
特に農薬の問題が焦点になっていますが
中国側からの日本への輸出対応は相当厳しい検査をおこなっているのが現状です。
農産物に関しては、輸出する1週間前に農薬のサンプル検査を行わなくてはなりません。
その検査で合格した畑のみ輸出可能になります。

パック工場は、日本と比べ物にならないぐらい清潔です。
働く全ての人が髪の毛が落ちないように帽子をかぶり
手洗いをした後消毒も欠かしていません。
(大野さんごめんなさい、写真をどうやって貼るのかがわかりません)

どうして中国の農産物を日本のマスコミはバッシングするのでしょうか?
角度をかえてみると国内生産者は、中国野菜の輸入により大きな打撃を受けました。
生産価格を割り込み零細農家は廃業に追い込まれました。
その上に農業の自由化により農政は助成金を随分カットしました。
国内の農家は経営をしてゆくことがとても困難な状態になってきています。
中国野菜の輸入を止める事はできません。
なぜなら自給率が90%をきっているからです。
中国野菜をバッシングすることにより中国の野菜の販売比率を下げる事が
できたら国内産生産物の値段が2~3割は上がると私は予測します。
誰が一体こういうことを仕組んだのか?
 
ここからは、私の予測です。
自民党の支持層の多くは第1次産業であると聞いています。
国の財政事情を考えると助成金を増やす事はできません。
しかし、自民党は与党として成り立つだけの票を集めなければなしません。

生産者等は、手取りが増えれば目先の問題は片付きます。
この中国バッシングは、政治による圧力なのではと考えてしまいます。
政権交代まではいかないにしても自民党の勢力が弱まり、
都市部の意見が大きく反映されるとすれば
アメリカの牛肉、中国のうなぎや野菜を使うと思います。
安全性は昔よりよくなっているのですから・・・・。
 世の中は人の手で作られていると言われています。
この選挙で自民党が負ければ我々の商売にも少なからず変化があると思います。